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四則演算だけで人生を乗り切ってやる。

算数、もとい数学が苦手だ。
割と本当に正直にいわせてもらうと、苦手だ。

得意な人は心から羨ましく思うし、
素晴らしすぎるとさえ、思う。
自分にない才能、渇望するほどの才。

なにせ、数学(算数)は通知表で ほとんど1ばかりだった。
xの公式も、距離の計算も、すごく苦労した。
ハッキリいうと、まるで理解ができなかった。
今でも、理解できる気がしない。
考えただけで、泣きそうだ。

先日、子供に問われたのは「数学の勉強って意味あるの?」である。

――わかる。
だって、仕事で使ってないもん。
使うのは四則演算だけ。
そんなんで、我ながら良く仕事できてるね、って思う。

でも、仕事で使うのはExcelと、電話、メールメイン。
Excelの関数も、VBAもピボットも。
全然、あれは計算じゃない。
あれは理論。
どっちかというと、計算するための理論。

もしかしたら公式もなんたらの定義も、
あるいは理論なのかもしれない。
けれど、理解ができない。
計算ができない。
とたんにハードルが上がる。

本当に、計算したくないから、
私が計算しないように、
計算違いしないように、
数値さえ入れれば答えがでるように、
ほとんどない頭を捻って使ってやる。
(使い方間違ってないか?

どう計算するか、ではなく、
どうすれば計算しなくていいのか?を
ひたすら考える。
(使い方間違ってないか?

こんな私でも、簿記2級持ってる。
数字嫌いなのに。

でもぶっちゃけ、あれは
四則演算さえできれば取得できる。

実は、簿記も計算じゃなくて理論だし。
だから、あながち、仕事はなんとかなる。
一般事務でも経理だろうが、
四則演算でなんとか一生懸命にこなしてきた。

脳裏によぎる。
数学、キライだったな。
こんなんでも、
私の仕事は結局は数字にまみれてる。

会社にでれば、電卓を叩かない日は無い。
それでも、なんとか四則演算で乗り切ってる。

数値を入力したら、
自動的に結果がでるように表を作る。
数値を入力したら、 
ボタンを押すだけで表を更新できるように。
数値を入力したらーー。

個人的にはすぐさま、正しい結果がでるのだからいいじゃないか、とも思う。

(……四則演算だけで、十分だと思う。私は数学を完全に諦めた)

そんな言葉を、子供をみて……思わず飲み込む。

私は子供に、数学を教えられない。
本当に、無理だと。
できないなら、数学が得意な人に、
プロに、教えてもらえばいいじゃないか。

それが、私の本音。

子供を塾に通わせてるのも、
”私が教えられないから塾に行かせてるが本音。
月3万の個別指導塾。
私には教えられないプロの代金だと思う。

だから、子供の役に立つの?という問いに対しては
「いつか、役に立つよ」というしかない。

子供が大学にいくのか、いかないのか、それすらもわからない。
私にできることは、子供の可能性を広げることだけ。
職の選択肢を常に、増やし続けることだけ。
働いて、教育費を工面することだけ。

数学、できないなら、できないでーー
将来、なんとかなるんじゃないか?

でも、そんなことを子供には、絶対にいわない。
今後高校を受験するなら絶対必要だから、
今はひたすら勉強してもらうしかない。

別に高校にも大学にもいかないなら、
別の道を考える必要がある。
そのときに考えよう。

これが、数学が苦手な私の本音だ。

以上、数学が絶望的に苦手だけど、
なんとか四則演算だけで
なんとか仕事を乗り切ってる、
数学ほぼ1ばかりだった、
悲しい社会人より。

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