ジャンルというものを乗り越えてやろうと思っている。

趣味でも仕事でも、なにかジャンルというものを乗り越えてやろう、という気持ちがつよい。私は小説を読むのも好きだし、漫画も好きだし、映画も好きだし、コンピューターゲームもアナログゲームも好きだし、絵を描くのも手で描くのもデジタルで描くのも好きだ。食べ歩きも好きだし酒も好きだ。

とはいえ、好みというものはやはりあって、ミステリはあまり読まないし、マーベルヒーローの出てくる映画もつい敬遠してしまう。大トロは食べられないし。しかし、ミステリはあまり読まない、といっても、クイーンはけっこう好きだったりする。小説とか、漫画とかいう、ジャンルなんかほんとうは存在しないんじゃないかと思う。結局、自分の好きなものはどんなジャンルのなかにも少しはあるんじゃないか。

逆に、いくら映画が好きだ、といっても、1年に上映される映画のすべてが好きか、と聞かれると、まったくそういうことはない。2016年の映画公開本数は邦画、洋画を合わせて約1150本だというではないか。まじか。そもそも1年に新作映画を十数本しか観なくて、そのうちで面白いと思えるものは7割くらいだろうか。残りの1140本の中には、とんでもなく面白いものもあるだろうし、大多数は退屈に感じるものだろう。

そういう状況で、私は映画が好きだ、と言えるのか。いや、べつに映画を観た本数で映画ファンを名乗れるかどうかが決まるわけではない。たとえその人が生涯にたった1本しか映画を観たことがなくても、その1本に深い感動を覚え、映画を好きであると思うのなら、その人は映画ファンだろうと思う。しかし、〇〇ファンとか、☓☓ファンとかいうことに、格別の意味はないのだ。

ジャンルではなく、あくまで個別の作品を観る。映画でも漫画でも、食べ物でもラーメンというくくりでなく、あくまで目の前のラーメンについて、うまいとかうまくないとかいうジャッジを下したい。

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