海外デザイン学校の夏の短期コースまとめ

海外デザインスクールでは7-8月の夏休み期間に、知識ゼロでも参加できる2−5週間程度の短期ワークショップやデザイン講習が開催されることが多いので、場所別にいくつか紹介する。
私も以前、NYでParsonsの3週間のグラフィックデザインと、SVAのUXデザインのプログラムに参加し、世界各国の参加者と一緒に英語でデザインメソッドを学んだのはとても面白かったので、海外進出を考えているデザイナーさんや、専門と違う領域を気軽に学んでみたい人、旅行がてらその土地でデザインを学びたい方などは、この夏ぜひ参加してみてはどうでしょうか。まだ申し込み間に合うはず。

New York

SVA Desitinations Program
NY3大デザインスクールの1つ、School of Visual Artsの「旅行 x デザイン」の新プログラム。普段と違う環境で刺激を受けながら、リフレッシュしながらデザインアウトプットを作成する。
アラスカで旅行しながらZineをデザインするプログラムや、マドリードでファッションポートレートを撮るプログラムなど、普段行かない場所で自分の好奇心が広がりそうなプログラムが多い。
期間も2週間と、働きながら夏休みの延長で行ける可能性もありそうなのでこの夏イチ押しのプログラム。大学の学部レベルの2クレジットに相当。

メキシコでのサーフフォトグラフィーなんてコースもある。

SVA IxD Summer Intensive
こちらも上と同じSVAのプログラムだが、修士のインタラクションデザインプログラムのコースで、リアルプロジェクトの中でデザインリサーチからプロトタイプまで実施する、より実践的なUXデザインの5週間のコース。
私は2015年にResearch Methods in Interaction Designコースを取り、UberのCDOからの案件で、Uberのドライバーとユーザーのよりよい体験を世界各国のデザイナーと一緒に作り上げるコースに参加した。英語で海外のデザイナーとリサーチ〜アイデア出し〜プロトタイプまで一貫して実施した体験や、海外デザイナーと協業する苦労も後ほど記事にしたいと考えている。

こんな感じでUXをみんなで議論・批評しながら毎週やっていく。

Parsons Summer
NY3大デザインスクールの2つ目、Parsonsの3週間のサマープログラム。学部レベルの3クレジットに相当。ファッションデザインが世界的に有名だが、グラフィックや建築、ビジネス寄りのデザインストラテジーなど様々なコースがあり、知識ゼロでも取ることができる。
私はこちらも2015年に上のSVAコースと並行してAdvanced Graphic Designコースを受講し(宿題に追われてすごい大変だった)、ポスターやアプリ、ブランディングなどのデザインを行った。私の時は日本人は1人で、アメリカ人のほか、広告専攻だけどグラフィックに興味があってかじりにきたエジプトの学部生や、建築事務所に勤めてるけどデザインにキャリアチェンジしたくて来たイタリア人など、世界各国から様々な生徒が集まる。

みんなでデザインを批評し合ってるところ。
アジア人とブラジル人で全然違ったり、文化の違いが面白かった。

Pratt Summer
NY3大デザインスクールの最後がPratt Instituteだ。こちらは参加していないので自分の体験では語れないが、上2つの美大はマンハッタンの中にあるビル型の大学に対し、Prattはブルックリンにリアルキャンパスがある。この環境で授業を受けたりデザインワークをしたりするだけでも十分行く価値があると思う。Digital Artsなど今風のコースもあり、3つの美大でカリキュラムは似ているものもあるので、キャンパスの雰囲気で選んでも良いだろう。

レンガ造りのとても美しいキャンパス。

Los Angeles

UCLA Design Media Arts Summer Program
西海岸もサマースクールを開講している大学がある。メディアアートで古い歴史があり、とんでもない倍率でなかなか入れないDesign Media Artsプログラムも、サマースクールなら少し行きやすいと思う。

San Fransisco

Stanford Silicon Valley Innovation Academy Enterprise
スタンフォードではシリコンバレーの企業と連携し、ビジネスを立ち上げる実践的なプログラムを開講している。サマースクールの中でも敷居は高いと思うが、トップスクールで学ぶことができれば唯一無二の経験となるはずだし、本チャンの大学院よりはまだ入りやすいはず。

ここから先はヨーロッパのプログラムになるが、自分はアメリカの方が詳しいので、簡単な紹介にとどめる。

Copenhagen

CIID Summer School
日本人も毎年何人か卒業生がいる、Copenhagen Institute of Interaction Designのサマープログラム。社会人になってから行っている方が多く、北米よりも社会福祉系やサービスデザイン系が強いイメージ。

London

RCA Summer Course
St. Martins Summer Programs
サービスデザインやスペキュラティブデザインはロンドンでも活発だが、RCAやセントマーチンズなどの有名校もサマースクールがある。アメリカ同様、グラフィックからインテリアデザイン、クリティカルデザインなど様々なコースがある。

ここで挙げた学校は超有名大学ばかりだが、他にもこのような短期プログラムを開講している大学は多いので、行きたい場所から探してみて頂きたい。
英語などの要件も、サマースクールは通常の学部より低く設定されている所が多いなので、英語にハードルを感じている方も、このような機会にぜひチャレンジしてみるとキャリアの可能性が広がるのではないだろうか。


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