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シド・ミード展にいってきました

東京できゃりーぱみゅぱみゅさんMVの監督にご挨拶したあと、シド・ミード展へ。CGの無い時代から活躍するミードさんの画力に圧倒されました。

日本での個展は34年ぶり。当初5月19日までだった会期は、6月2日まで延長決定。貴重な機会なので、興味のある人は見に行くとよいですよ。

未来を描き、日本のクリエイター達に多大な影響を与えるシド・ミードさん

クリエイターだけでなく、映画好きにもその名を知る人が多いであろうシド・ミードさん。元々はカーデザイナーでしたが、1982年に公開された「ブレードランナー」など、数々の映画でデザインを行っています。

ブレードランナーでは、未来の車のデザインを依頼されたミードさんでしたが、車の背景に描いた混沌とした都市の風景をリドリー・スコット監督に高く評価され、都市の外観から小道具に至るまで、あらゆるデザインを依頼されたそうです。

他にもスタートレック、トロン、ショート・サーキット、最近ではブレードランナーの続編「ブレードランナー2049」のデザインも手がけています。

映画で描かれた未来の都市や乗り物を見てきたクリエイター達は、ミードさんのデザインから影響を受けることを避けられなかったでしょう。

会場の出口には数多くのクリエイター達の寄せ書きが展示されていました。ミードさんが日本のクリエイター達に愛されていることがわかりますね。

ミードさんのスケッチや未発表作品などが見られる貴重な機会

CGが普及していない時代から活躍するミードさんの画材はデジタルではなくアナログ。下絵は手描き、着彩はアクリルや水彩の絵の具です。

独創的なイメージを具現化させる圧巻の画力。でも手描きなのでCGのような冷たい線ではないんですよね。

構図を検討するときに描いたというスケッチ。1つのスケッチがマッチ箱ぐらいでとても小さいです。

こちらが完成した絵。すごい…

シド・ミードさんがデザインしたガンダムのイメージが壁面に。見せ場の1つではないかと思います。

いっぱい写真を撮ってますが、これらはもちろん許可されたものです。映画とガンダム、ヤマトなどのゾーンは撮影不可ですが、他はほとんど撮影が許可されています。

残念ながら、すぐに売り切れてしまった図録(パンフレット)は、後日表紙を変えた新装版として通販されることが決定。やった!詳細はシド・ミード展の公式サイトで発表されるそうなので要チェックですね。

次はいつ個展が開催されるかわからないし、巡回展の予定もないとのこと。関東に住んでいるなら、もう一度行きたいぐらいには最高でした。

あまりのよさに、思わずシド・ミードデザインのターンエーガンダムを購入。岡本太郎記念館で購入した、太陽の塔のソフビと一緒に愛でようとおもいます(笑)

シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019
会場:東京都千代田区外神田6丁目11-14アーツ千代田3331
時間:11:00〜20:00(最終入場は閉場30分前)
会期:2019年6月2日(日)まで
https://sydmead.skyfall.me/

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