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「親子のためのダンボール工作教室」が無事終了しました

いわい(@iwai)が講師をさせていただいた、ピースオブケイク社主催の親子向けダンボール工作教室が無事に終わりました。

課題は残ったものの、理解ある参加者とピースオブケイク社の皆さまに支えられ、最後は子ども達の笑顔を見ることもできてよかったです。


オシャレすぎなピースオブケイク社

工作教室は午後からだったので、イベント当日の移動でも間に合いましたが、事前打ち合わせもしたかったし、不測の事態を想定して前日に上京。

社内に入ると観葉植物、キャラクター、チェキなどが飾られた大きな棚が。棚の向こうに見えるのが会場です。


キャンバスのごとき真っ白で広い会場では、毎日、様々なイベントが開催されているそうです。


会場の横と後ろにはガラス張りの会議室がありました。棚や扉、ランプシェードなどはウッド調で暖かみが感じられます。


正面横に立てかけられていたピースオブケイク社のMISSION(使命)とVISION(展望)。組織が一丸となって行動するために、このような道標は重要ですね。

こういう空間って、なんだか創作意欲を掻き立ててくれます。と、初訪問のピースオブケイク社でワクワクしながら材料や道具、工作教室の段取りなどを確認させてもらいました。


楽しい雰囲気ながら、進捗状況に差がついてしまった

工作教室当日は11時半頃に会場入りして準備開始。最終確認を行いつつ、参加者をお出迎え。


ダンボール工作教室は、次のような流れで実施。子どもの対象年齢は6〜10歳。3時間いただいていたので、最後の飾り付けに時間を長めに当てたいと考えていました。

・ハサミの練習
・ダンボールに設計図を貼る
・ダンボールをハサミで切る
・定規を使ってダンボールに折り目をつける
・両面テープでダンボールを組み立てる
・ダンボールに装飾を行う


ハサミの練習として、色画用紙を切って名札を作ってもらったのですが、これは子ども達も簡単にクリア。


続いてA3の設計図を同じサイズのダンボールに貼り付け。糊付けの位置を細かく指定しましたが、これもほぼ問題なく進みます。


時間がかかり始めたのが、ダンボールをハサミで切る工程。大人の助けがあっても中々終わらない子どもがいる一方で、すぐに終了してしまう子もいて、このあたりから時間差が出てきました。

6歳ぐらいの参加者が多く、それぐらいの子どもには1.5mmのダンボールを切るのは大変そうで、逆に10歳前後の子どもはすぐに作業を終えてしまい、他の子どもが終わるまで時間を持て余す状況。


残すはダンボールへの折り目付け、組み立て、そして装飾。順調に進んでいく子どもと、そうでない子どもの差が開いていきます。


想定外なことが起こっても、3時間あれば大丈夫と思っていましたが、結果的には大幅にオーバー。本当は飾り付けにもっと時間を使いたかったのですが、きりの良さそうなところで終了。

工作教室には参加していないお子さんの相手をしている親御さんもいたり、集中力が切れて会場内を走り回る子どもがいたりと、後半はかなりフリーダムな状況になってしまいました。


しかし最後は子ども達と親御さんの頑張りがあって、個性的な作品が完成。子ども達が楽しそうにかぶってくれて、安心しました。


親子向けダンボール工作教室への思いと反省点

子ども向けの工作教室は全国各地で開催されていますが、私が知る限り、低年齢の子どもを対象にしたものは簡単なものが多いです。

すぐに組み立てができて、色を塗って完成というものであれば、子どもは楽しめるし、大人も早く終われて楽だと思います。

でも、それだけだとゲームやアトラクションと同じで、遊びだけで終わってしまいそうです。私は子ども達に試行錯誤して欲しいと考えていました。

うまく切れないのはなぜだろう?持ち方が悪い?力が足りない?
どうやれば可愛くなるかな?色はピンク?形はハート?

上手にできなくても、少し時間がかかっても、自分の頭で考える。その原体験が自分で考えて行動する力になればいいと思います。

アンケートでは「難しかったけど、それゆえに達成感もあった」というご回答もあり、考えが通じた方もいらっしゃったようでよかったです。

後半は時間が無くなってしまい、最後まで作り切ることを最優先してしまったのですが、飾り付けのヒントにと思い、次のようなスライドを用意していました。

デザインの基礎的なことを子ども向けにアレンジしたものですが、このような説明無しでも子ども達は素晴らしく個性的なものを作っていてびっくり。大人のサポートがあったとしても、本当によくできていました。

しかし次のような点は大いに反省しています。

・年齢差による技量の差を読みきれなかった
・結果として時間を大幅にオーバーしてしまった

対象年齢を6〜10歳としましたが、6歳と10歳の差は予想以上に大きく、進捗に差が出てしまいました。また6歳ぐらいの子どもには少し難易度が高かったです。

集客を考えて、ある程度年齢に幅を持たせたかったのですが、そのような考え方はいけませんね。

参加者の皆さんが大人だったので、お叱りこそ受けませんでしたが、時間を大幅に超えてしまったことは本当に駄目で、申し訳なく思っています。


最後は親御さんも一緒に全員で記念撮影。のはずが…


時間内に完成しなかったことを悔しく思って、写真に収まっていないお子さんがいたことがわかりました。本当にごめんなさい…でも帰宅後に遅くまで頑張って完成したそうです。最高の笑顔!色遣いもステキでかわいい!


対象が大人でも子どもでも、参加者すべてが100%満足するということはありえませんが、イベントを開催するからには、できるだけ多くの人によかったといってもらえるようにしたいものです。次にこのような機会があったときは、必ずや今回の経験を活かします。

工作教室に参加していただいた皆さま、ずっとサポートしていただいたピースオブケイクの志村さん(@yui_shim2)、同じく当日お手伝いしてくださった水野さん(@mikkemac)、私とは直接のやりとりは無くとも、イベント開催に向けてご尽力いただい皆さまに心より御礼申し上げます。

貴重な機会をいただきまして、本当にありがとうございました!


ダンボールアートの設計図を無償提供いたします

工作教室で利用した、かぶりものの設計図を配布いたします。作り方などは書いてないので、完成品の写真(設計図の最後のページ)を参考にチャレンジしてみてください。印刷サイズはA3なのでご注意ください。

それじゃあ物足りないという皆さまには、アイアンマンの設計図も配布中です。こちらは道具や組み立て方などを詳しく解説しています。ただし難易度が高いので完成は保証しません(笑)こちらもA3サイズです。

まだ夏休みの自由研究が終わっていないというお子さまや、暇を持て余している大人の皆さまは、有効活用してくださいね〜!

最後までお読みいただきありがとうございます! TwitterではCG方面のつぶやきが多めです。 https://twitter.com/Iwai ダンボールアートの主な作品はこちらでご覧いただけます〜 https://iwaimotors.com