「DIGIねぶた祭」構想(世界的なお祭りを秋葉原で!)

「再生」の稽古中に、秋葉原、神田、水天宮と、小さなお祭りをやっているのを見た。

お神輿を6人くらいで担いではいるのだが、コロナの影響もあってか、決して人混みができるわけでもなく、法被を着た人々が周囲の街並みにパラパラといる感じだった。

秋葉原では、大通りを神輿が進んでいたが、道路を封鎖するでもなく、片側3車線中、1車線を使い、警察官3人ほどと、法被を着た人たちが神輿の周辺に立ち、後ろから来る自動車を誘導していた。

秋葉原なんて、お祭りに参加しもらったら面白そうなお店はいっぱいあるし、なぜあえて屋台もやらず、中心となる商店街も通らず、「神輿は担ぎました」という既成事実のためだけのようなことをしているのだろうと、なんだか寂しくなった。神田も水天宮も、同じような感じで、稽古場に近づくにつれてゲンナリしてしまった。まあ、色々な事情があって、神輿を担ぐことでさえも、相当反発があったりしたのかもしれない。でも、寂しいよなあ。

そこで勝手に考えた。せっかくの秋葉原だぞ!?
電気街を中心に無線、ラジオ、電飾、から始まって、オーディオ、テレビなどの家電から、パソコン、カメラ、オタク文化、ゲームと、ものすごい勢いで広がりと発展をしてきた街ともなれば、かなり世界的な祭りができるじゃないか。

「ねぶた祭り」のパワーアップ版を、秋葉原の技術を集結させて実現させたら、めちゃくちゃ楽しい!

題して

「DIGI(デジ)ねぶた祭」

である。

中心となる通りは、電気屋さんを中心としたビルが立ち並ぶ「中央通り」だ。ここを全部封鎖して、3日間の巨大な祭。3日間だけど、夕方スタートの夜終わりかな。17~23時みたいな感じ。

この通りの歩道は全て、路面にある家電屋、パソコン屋、同人誌屋さんらが屋台を出す。きっと出してくれる!

そして中央通りを練り歩くのは、日本の伝統的な祭の代名詞ともなる、巨大な「ねぶた」だ。しかもただのねぶたではない。秋葉原中にある電飾屋さんの力を借りて、電飾でド派手にデコレーションされた「DIGIねぶた」だ。LED電飾で飾られ、激しく光をはなつそのねぶたは、本家のような歌舞伎、お相撲さん的なものじゃなくていい。それこそ「初音ミク」や「ポケモン」や「ストリートファイター」のキャラクターや、マリオ、ドラえもんまで、日本を代表するキャラクターねぶたたちだ。
または、ねぶたの中にプロジェクターを仕込んで、内側から映写することで、スイッチ一つで様々に変化するキャラクターねぶたも、めちゃかっこいい。
夜の中央通りに、それらの巨大なキャラクターねぶたがゾロゾロと練り歩く。それだけでも相当アツい。秋葉原のエレクトリカルパレードだ。こうなると「エレクトリカルパレード」という言葉も、秋葉原のための言葉のように聞こえてくる。

中央通りを練り歩くのは、キャラクターたちだけではない。ここに、和洋問わずのコスプレイヤーたちも混ざって歩く。世界のAKIHABARAで大通りを封鎖し、そこをコスプレで歩けるとなれば、世界中からコスプレイヤーたちが集まる。
映えもいいところ、歩道にはプロ素人問わず、カメラマンたちが山盛りに集まるだろう。放っておいてもSNSは「DIGIねぶた」で賑わうに違いない。

この練り歩きを中心に、祭全体のスケジュールは組まれる。中央通り以外のいくつかの会場では、「DIGIロックフェス」として、音楽フェスが開催される。今時、デジタルを介さない音楽の方が珍しいくらいだから、誰でも参加できる。練り歩き終わったコスプレイヤーたちが、フェスに参加するもの良い。
コスプレイヤーのコンテストも行われ、その上位入賞者のファッションショーや、彼ら彼女らがフェスに参加できるという形でも良い。

もちろん、別の会場では「e-SPORTS」の大会も行われている。これをやらないでどうする!
「e-SPORTS」も、プロゲーマーだけでなく、U-12、U-20、80歳以上(!)といった部門を設けたり、芸能人枠や、フェスに出ているミュージシャンたちによるもの、コスプレイヤーがここでも活躍して欲しい。

こんな感じで世界から「DIGI」な奴らが集まっているわけだから、「技術見本市」的な「DIGIシンポジウム」も開催されている。この技術が、冒頭に書いた「DIGIねぶた」にすでに採用されていたら、なお嬉しい。日本のデジタルテクノロジーメーカーが、宣伝も兼ねて、キャラクターねぶたを映えさせていたのだ。
ハード面だけではなく、instagram等、SNSへの投稿用のアプリや、大通りでポケモンを探す的なARアプリも、このシンポジウムではいくつか発表されそうだ。

これら全てを、メタバース上でも再現して、世界のどこからでも擬似的に参加できるようにしてあっても素晴らしい。生身の人間と、メタバース上の人々がコミュニケーションを取り始めても面白い。

または、メタバース上にはメタバース上だけのオリジナルのAKIHABARAが存在して、そこに世界中から何万人というユーザーが集まり、そこにもあらゆる企業がヴァーチャルなねぶたをいくつも出す。当然、e-SPORTSがその中で行われてもいい。
最終的には秋葉原でのチャンピオンvsメタバースのチャンピオンの戦いが行われ、世界中の人々が見守る中、名実ともに世界一が決められる瞬間が見られる。くそみそ盛り上がる。

ああ楽しい。。また続きは書こうと思っております。
「このお祭り、なんで存在しないんだろう、、」っていつも不思議に思っています。。

戯言にお付き合いいただきありがとうございます。
もし、これを読んで、「こんなお祭り、あった方がいいやろ!!」という方は、ぜひ「スキ!」していただけたらと思います。もしこの「スキ!」がとんでもない数になったら、実現するかもしれないからね!


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