過ぎたるは及ばざるがごとし

子供は三人いるが、子供を教育しようと思った事はなく、危険そうなことは注意したが、生活スタイルや方向性も彼ら自身に任せた。子供を叩いた事は一度もなく(俺は人を叩きたくないし、まして子供は叩けない)、めったに怒らなかったが、他の人が関わる事でこれはしてはいけないと思う事に関しては、自分が同じ事を人にされたらどう思うかと尋ねた。放置し過ぎで甘いのではないかと言われたこともあるが、正論であっても、子供に自分の意見を押し付けるのは逆効果で、考えるきっかけを与えればいいと思っている。

自分にしてみても、親に言われた事は大きくなってから、自分の経験を踏まえて、ああそういう事だったのかと後で分る事が多かった。人間は自分で考えたり体験したことの方が、人に教えられた事より身をもって理解する。自分の事は自分で考える事が大切だと思っている。他者の言葉はそれが親でも考えるきっかけやヒントに過ぎない。それは大人になっても同じだ。自分の考えはハッキリ言うが、それを子供にも人にも押し付けようとは思わない。

親が子供を構い過ぎて手取り足取りやり過ぎると、子供は自立できなくなる。子供は自分で考えて自分でやりたいことを見つける。親はそれを子供が自分の足で立って一人で出来るようになるまで育てればいいと思ってる。子供は自分じゃない、血は繋がっていても別の一人の人間。過ぎたるは及ばざるがごとし

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