見出し画像

Netflixで英語力を上げる話 【前編】英語にも種類がある…と知ったのは30代になってから

みなさん、動画観てますか〜!私は激しく観てます。Stay home時期に視聴時間がぐぐっと伸びました。動画を楽しく終わった後でハタと「ダラダラと時間を過ごしてしまったな」と感じた経験は皆さんも1度や2度ではないと思うのですが、ここに「英語」という1要素が加わるだけで「有意義な時間だった」と自分を納得させることができる…ので、今日はその話を書きます。

※書いてたら長くなったので、前後編で仕上げます
後編にNetflixの話を書きます…!ごめんなさい

私にとって英語学習とは?(時系列)

英語学習の話って死ぬほど世の中にコンテンツがありますが、結局のところ自分と似た感覚・環境の人の話から学ぶか、1:1でプロから学ぶのがコスパが良いと思います…ので、まずこの記事では主に、私と英語の関わり方について、ゆるく時系列で書いていきます。(共感できるわ〜という人が少しでもいれば嬉しいです)

私の英語学習遍歴

  • 学生時代:受験英語は頑張ったけど上達せず。当時TOEIC730点

    • 大学でも100%英語の授業を受けたが記憶がない

    • Stanford大で1ヶ月、日本&台湾の学生で語学研修受ける(好奇心)

  • 社会人時代:30代までに3回転職を繰り返し、英語どころじゃない

    • 4回目の転職で初めて「次はグローバルIT企業で働きたい」と思う

    • ここで行かないと一生行けない気がした

    • だがこの時点で英語は海外旅行で通じる程度w

  • 転職を成功させるために、本気の英語スキルアップを決意

    • ENGLISH COMPANYで3ヶ月60万円、マンツーマンで学ぶ

    • 最終的にTOEIC940点まで上がり、自信が持てた

    • LINEへ転職は成功したが、結果的に「日本向けプロダクト」担当になる

端的に言って、10代から英語は学び始めたのに、30代前半まで英語は「海外に1人で行って、なんとか困らない程度」くらいしかできませんでした…が、やはりプロに1:1で学ぶというのは凄いもので。ENGLISH COMPANYでめちゃくちゃ鍛えてもらいました。料金は高いけど、1回ハワイに行ったと思ったら全然安いし、得られるものがとても大きいので、受講を悩んでる人には強くおすすめしたいです。

当時は転職が目的だったので、とにかくTOEICの点数を上げるために必要なことを最優先で教えてもらいましたが※、講師のかたからは「ヒアリングとか、スピーキング力を上げるなら海外のドラマを見るのがおすすめ。Netflixとか」とヒントをもらっていました(ただし、当時は転職に手一杯で、Netflix見るところまではたどり着かず)。

※補足)ENGLISH COMPANYは本来、TOEIC対策の学校ではありません。個人のニーズに応じて英語力を上げるというのが至上命題…なので、たまたま私のニーズに合わせてもらったらそうなりましたw  私に合った勉強法や、科学的根拠があるアドバイスがもらえるのでとても納得度が高く、良い学校でした。

またいつか通いたい!

LINEに入社後どうなった?

LINEでは日本のみ向けのプロダクトを担当していた…ので、日々の仕事を進める上で英語力はほぼ必要なし。ただ、社内はとても多様性が高く、公式文書は(公式度合いが高ければ高いほど)日韓英の3言語で共有されていますし、会議には通訳者さんをアサインして同時通訳してもらいながら進めることができます。

急ぎだったり、少ない関係者同士でやりとりするときは、お互いの母国語でドキュメントを書いて、機械翻訳機能を使って理解することもよくあります(簡潔で主語・述語・目的語がはっきりした文章を書けると良いですw)。

LINEが素晴らしいのは、やはり多拠点にメンバーが散っているので(日本、韓国、タイ、台湾、インドネシア、ベトナム等)、社内の語学研修制度が充実しているところです。現在実務で英語を使っている・いないに関わらず、本人が希望し上長が承認すれば英語レベルに応じてレアジョブ英会話またはGabaマンツーマン英会話が受講できます(出席率が低ければ費用個人負担あり)。

私はLINE入社後、直接業務で英語は使わなかったものの、この制度を使って定期的に外国人講師と1:1で話す…という経験を積ませてもらい(レアジョブだと毎日25分ずつ、Gabaだと週2回40分ずつ)、「英語を話す」ということへの不慣れ感をだいぶ減らすことができています。
※Gabaは今現在も続けています!

私の現在の業務上、日々の仕事で「必ず英語を使う」というシーンは少ないですが、海外拠点メンバーが出張で日本に来たときに直接話して交流したり、機械翻訳では理解しにくい文書があるときに英語版を読んでみて理解を深めたり…と、補助的に使う機会はいくらでもある、という感じです。

ここから本題:英語を話すときのハードル

何と言っているのか聞き取れない

私が外国人英語講師陣と「英会話」をする上で最初のうち一番困ったのは、「何を言っているのか正しく聞き取れない問題」でした。聞き取れないので、返事ができない。もう1回言ってください、と聞き返すと、実は単語は全部自分が知っている単語だった…のに聞き取れない。なんでだ???

悩みながら受講しているうちに「あれ、この先生の言っていることは聞き取りやすいぞ…」という違いがうっすらとわかるようになります。Gabaでは1ヶ月に1回、カウンセラー(英会話を教える講師ではなくて、レッスン受講に関して困ったことがあれば相談できる相手)と話す機会があるので、そこで詳しく聞いてみました。

私「XX先生とYY先生、ZZ先生の英語がとてもわかりやすいんです。逆にこの先生達の言ってることがいまひとつ聞き取れなくて…なぜなんでしょうか」

カウンセラー「いわまつさんはアメリカ英語が聞き取りやすいんですね。実際のお仕事相手がどういう人が多いか?等にもよりますが、聞き取りづらさが今、一番の学習の障壁になっているなら、しばらくの間、アメリカ英語をクリアに話す講師だけに絞って受講してみても良いかもしれません

え?アメリカ英語??…あ、どこかで聞いたことはあるけど…特に意識したことなかった…、、、とその時初めて思いました。

英語は1つじゃない。アメリカ英語、イギリス英語を知る

詳しく聞いてみると、英語の中にも、文法や綴り・発音が異なる、アメリカ英語とイギリス英語が存在するとのこと。(canをキャンと発音するか、カンと発音するか…みたいな違いがある)シラナカッタ…!

さらにこれに加えて、講師の先生がどこの出身か?によって、アクセントの付け方や喋り方に訛りが発生しているとのこと。私が「聞き取りづらい気がする」と例に上げた先生方には、オーストラリアアクセントやフランス訛りが少しずつある、ということを教えてもらいました。(もっと細かく分ければ、アメリカ英語の中でもさらに訛りがあるそうです…奥が深い…)

レアジョブもGabaも、講師の先生の出身地域が多種多様。それは実社会でも同じことなので、「色々混じった環境の中で学ぶ」ことに大きな意味があると思いつつ、私は今、何を学んだらいいのか???と混乱して学習速度が落ちてしまっているため、まずは「この英語」とターゲットを絞ることにしました。つまり、「アメリカ英語に限定して聞く・話す」こと。

カウンセラーには、クリアなアメリカ英語を話す傾向が強い講師のかたをリストアップしてもらいつつ、追加アドバイスとして受けたのは「いわまつさんと同じ、英語圏以外で生まれて、第2言語として英語を学んだ講師の中にも、相性が良い講師がいるかもしれません」ということでした。同じ悩みを乗り越えた先輩、ということで、たしかにそうだな…!と納得感があり、このタイプの講師のかたもリストアップしてもらいました。

このアドバイスが結果的に私にとっては大正解。アメリカ英語を話せる講師の皆さんはめちゃくちゃクリアな英語で、教材か!ってくらいに聞き取りやすく話してくれるし、第2言語として英語を学んだ講師の方々は「これがよくあるmistakeだよ」と何かにつけて教えてくれるし、、、、これだー!!!という感動がすごい。何がわかって・何がわからないかはっきりするので、学習意欲もぐっと上がってきました。

カスタマイズできる、選べるって最高だね

よもや英会話学校で講師の先生を選り好みすることになるとは夢にも思っていなかったけれど、逆を返せば「選べるくらい豊富なバリエーションの先生がいる」ということで、とても恵まれた学習環境なんだな、と改めて思いました。

また、「自分が今学びたいのはアメリカ英語での会話なんだ」と明確になったことで、もう1つはっきりしたことは、「耳から聞くものも、アメリカ英語に寄せきったほうが良さそうだ」ということ。

  • 映画なら、イギリス製作よりもアメリカ製作

  • TV局のコンテンツなら、BBCよりもCNN

  • Podcastも同様で、アメリカ英語を喋っている…と思うものを選ぶ

ここから、私の「たくさん聞くぞ」スイッチがONになり、ガンガン視聴してぶつぶつディクテーションする(英語を聞き取りながら、被せて同じ英語を自分が喋る)日々が始まります。最初のうちは追加のお金をかけず、今すぐ視聴できるものを楽しんでいた…ので、この記事の最後にそれを紹介していったん終わります!

私が好きなコンテンツ2選(Netflix以外)

1)バイリンガルニュース

Podcast番組です。AppleのPodcastやSpotify、Google Podcastなど幅広いプラットフォームで無料で聴けます〜。これは初期だけじゃなく今も毎週配信を楽しみに聴いています。王道すぎる!

mamiちゃんとマイケル氏が、ニュースを英語と日本語で読み上げて、それについてディスカッションする番組。マイケルが基本的には英語で喋ってくれて、ふたりとも発音がとても聞き取りやすいし、フランクな会話なのが良いんですよねー。

weirdとかhumiliatedとか、普通の英語教材ではそこまで多く出現しないけど、ニュースに対してあーだこーだと話しているときに自分の感覚や感想としてはよく使う単語…たちと出会えるのはこの番組ならではだな〜と思います。あと2人のキャラクターが素敵でとても良い!Non sponsored番組なので、良いと思ったらTシャツとか買いましょうw

2)the good wife(グッド・ワイフ)

アメリカのTVドラマです。2022年秋現在では、Huluで観られる…ようなのですが、当時はAmazon Prime Videoにもあったのでシーズン1から7まで全部観ました(またPrimeに戻ってきてくれないかなぁ…)。一時期、NHKでも放送されていたようです。

いわゆる法廷ものなので、裁判のシーンなどを中心にとにかく英語をはっきり・時にゆっくりめに発音してくれるのがとても良い。さらに政治(主に選挙系)も絡めた話なので、関連単語も頻発して耳に残る。

子供が大きくなった女性が弁護士として成長していくという話で主人公たちの年齢が高めなのも親近感が持てて良かったです。アメリカのTVドラマらしく、不正や不幸もガンガン起きてどんでん返しもすごい…のですが、だいたい1話ごとに裁判の案件が変わるので、1話完結で見やすいです。

案件の中に、GoogleっぽいIT企業の案件とか、あの宗教っぽい教祖の案件とか、そういう「ありそう〜」な企業・業界の話も頻発するので、この意味でも親近感持ちやすく、激烈におすすめです。

ではちょっと長くなってきたので今日はここで終わります…!
※1記事で書ききれると思ったけど、色々と説明しておきたいことが多かった。見切り発車ですみませんmm ちょっと、noteを書く習慣をつけねば…と思い、集中的に書いていますw

次回・後編こそ表題に偽りなし、Netflixで英語学習の具体内容について書こうと思います。ではまた!

追伸:後編書いたよ〜!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?