鳥と漫画と私

漫画が好きなんですが、好きな漫画の連載が終わるときは寂しさを感じます。
そして細かい話をすると「終わった時」と「終わる時」では後者の方が寂しかったりします。
最終話の1話前の最後のページに「次週、最終回」という文字列を見た時が寂しさのピークです。
よほどの急展開でなければ読んでて「この漫画もうすぐ終わりそうだな」というのは感じると思います。
そう思いつつも終わってほしくないなーとも思っているわけです。
そのザワついてる状態で叩きつけられる最終回確定演出で一気に寂しさが押し寄せるのです。

この寂しさの感覚って独特だと思うんですよ。
例えば友だちが引っ越すとかとはまた違った感覚です。
でもなんか似たようなのはあった気はしていました。
そしてつい昨日、見つけました。

よく行くスーパーの出入口にツバメの巣がありまして、いつも雛鳥がいるなーと思っていたのですが、昨日見たら中には何もいなくなっていました。
そしてスーパー側が置いてあげてた落ちてくる糞のためのダンボールも撤去されていました。
ああ、もう飛び立ったんだなあ、と感じた寂しさがまさにそれでした。
つい最近好きな漫画の最終回予告を目にしていたことと、鳥がいなくなったのが偶然重なっていたので気づけました。
ある種の感動とも言えるものを感じていました。

ありがとう、鳥。

でもやっぱり漫画が終わるのは寂しい。

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