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ジブリ制作現場から得た全体最適化と部分最適化の革新的ロードマップの描き方

ジブリ立体建造物展に行って参った。

結論、最高でござった。

随所に行き渡るディティールの凄まじさに脱帽。

特にステンドグラスの光の乱反射を描くリアリティさは、『やっぱすげぇなとジブリさんよぉ〜』となってしまった。

この立体建造物展では、全ジブリ映画の背景画製作(建築物)の流れを簡易的にまとめてくれている。

実は、ジブリはストーリーは予測不可能でエモーショナルだが、その世界を構築する周りの構造はかなりロジカルに固められていたのだ。

その中でこんな話があった。読んでほしい。

西洋型の建築は、まず全体構造を捉えて設計図を書き出し着工していく。合理的手法。

しかし、日本の古来から伝わる伝統建築法は
一部屋をいきなり描き作っていき、必要な部屋を足していく。

そして、最終的に整合性のとれた全体像が完成する。不合理的な手法。

ただ、その一部屋はエモーショナルな理想と夢の力を借りてこだわり抜いたそうだ。

こんな作り方のため西洋の建築家は、『なぜこんな建造物が出来るのかわからない』と驚愕させたとのこと。

このフローにジブリの映画製作は近いのであった。
もっと言えば海外で反応が良い理由でもある。

つまり、描きたいイメージを描き出し
その周りをロジカルで固め整合性を持たせるのだ。

この展示会のコピーに
【部分を見れば、全体が見える】
みたいコトが描かれていた。

まさにその通りだったのだ。
宮崎駿は一コマを描き、その半径3メートルを論理と歴史で構築していくそうだ。

これは、部分最適化から全体最適化を行う正しいフローなのだ。

僕はこれは、仕事でも使える!と感じた。

会社、プロダクト、経営、現場
なんでもいい。

これらの中で一番個人が近いセグメントに切り出して、描きたいエモーショナルな理想や夢を描く。

その次に何が必要なのか?
徐々にロジカルにまとめあげて行く。

そして、最後に全体像を見て
最適化を図るとエモーショナルかつロジカルな戦略ロードマップが完成するのだ!

この戦略ロードマップはロジカルだけでないため
エモーショナルな気持ちのブースターがくっついてくるという"おまけ付き"

実際にそれを試したいと思うんだ!

おしまいだ!

リンク:https://note.mu/iwasakitakao/n/n52f3630ac0bb


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