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「山形座 瀧波」プロジェクト

『いきかえりの宿 瀧波』の「いきかえり」プロジェクト

山形県赤湯温泉に「いきかえりの宿 瀧波」という旅館がありました。
県内有数の名門旅館でしたが、長引く不況と東日本大震災の影響を受け、2014年4月に民事再生法の適用を申請。親族の支援をうけ、再生と再建の道を歩むこととなりました。

縁あって、わたしたち自遊人に、そのプロジェクトの相談がやってきたのは2016年5月のこと。すぐに現地にお邪魔し、いろいろなお話をしました。そして2016年夏、瀧波再生と再建のプロジェクト、通称「瀧波いきかえりプロジェクト」のクリエイティブディレクターに私が就任することになりました。

建物のリノベーションはもちろん、料理、サービス等のソフトまで含めて、すべてを刷新することになりましたが、休業中のキャッシュフローを考えると時間的猶予はわずか。
そのため、猛スピードですべてを進行させ、プロジェクトスタートからわずか1年で、「山形座 瀧波」としてプレオープンしました。

オープン後は、ホテル・旅館予約サイト「一休」のレイティングで、東日本ナンバーワンを獲得。総合4.84、接客・サービスに至っては4.92というほぼ満点の評価で、山形県を代表する宿に。客室稼働率も高水準をキープし、オープン一年後には、ほぼ巡航速度に到達し、現在も好調をキープしています。

その「旅館再生・旅館再建物語」は、テレビユー山形(TUY)にてドキュメンタリー放送されました。「山形座 瀧波 You Tube」にて公開されています。あわせてご覧ください。

「若旦那の挑戦〜よみがえれ101年目の温泉旅館〜」

「山形座 瀧波」
100年の歴史を次世代に繋ぐ旅館再生プロジェクト
クライアント:株式会社瀧波
旅館再生計画・リノベーションコンサルティング(経営指導、リノベーシン・設計の基本計画、事業コンサルティング、デザイン&ブランディング、総合コンサルティングなど)、開業時運営支援:株式会社自遊人
クリエイティブディレクター:岩佐十良
※ 開業後の運営は創業者一族による

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