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プログラムを教える事と作ることは違う【参考書】【初めての○○】

こんにちは。長くやっていれば、技術的な事を教えなきゃいけない場面が増えるのですが、
今の時代、教える側が「技術は目で盗め!」みたいな事を言ったら、大変な状況になりますのでその辺の留意はしています。伝統的な職人さんとかどうするのだろうか?
とはいえ相手が学習意欲の高い人の場合、関連する参考書を数冊クリアしてたりして、その意識には感心します。

注意点としては、初心者向けの参考書は、殆どの場合ITエンジニアが書いてるわけではないという事です。
他のカテゴリーと同様に、プログラム系の雑誌や参考書でも需要は初心者向けが一番多くて、いつの時代も「猿でも犬でも1週間でわかる初めての○○」みたいなものがトップセラーだったりするのですが、著者のプロフィールをよく見ていただきたい。現役のエンジニアじゃない。ほとんどがIT関連のライターだったりして、どう見ても現場経験ゼロだったりするものもある、クオリティの低いものは読破しても「Hello World」しか出なかったり、ヘルプや公式チュートリアルよりも正直わかりにくいです。

プログラムを作る事と教えることは違うので、現役でバリバリ作ってる人が教えたり書物を書いたりするのがベストでは無いのですが。(現にプログラム言語より日本語が下手な人は多いし、現場の第一線のエースは書籍を書いてる暇なんてないと思う)

逆に、人生でプログラムの一行も書いた経験のない人々が集まって、仕様を決めちゃってたりするのも、なんだかなあと思います。
ニュース番組に登場する「ITに強いジャーナリスト」みたいな謎の肩書きの人たちが言う「ナントカ番号のひも付けに失敗した最大の問題点は・・・」
・・・いやそこでは無い。もよくあります。
IT意識向上活動(?)の際にはお気を付けください。

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