2020年の【列車】を振り替える

お久しぶりです。遊戯王の日に死ぬほど出ていた鰯丸です。
selection10の新規が判明し、今年もあとわずかになりましたね。

リミットレギュレーションで祭りが始まる前に今年の【列車】強化周りについて振り返ろうと言うことで発売パックを順に追っていこうと思います

ETERNITY CODE(1/11発売)

・《百景戦都ゴルディロックス》の登場
転回操車に対応する地属性機械族レベル10の8体目のモンスター
豪快な破壊効果を持つものの自力でのss手段を持たず、巨大ネズミでのリクルートはヌス10がいることもあり【列車】への採用は難しいところ(デブリドラゴン対応など差別点はある)
・《アクセスコード・トーカー》の登場
モンスター4体でドーラを超える打点を簡単に立てられるようになり高打点のランク10の処理が簡単になりました。
守備ドーラで2ターン耐えれたのも今は昔・・
・ネメシスの登場
10期最後のカテゴリテーマの一つで、その切り札であるアークネメシス2体は効果で宣言した種族、属性のモンスターを破壊しその特殊召喚を封じます。
種族属性がほぼ固定の【列車】には撃たれるとほぼターンスキップと同意なので注意です(交流会で詰んだ人)

RARITY COLLECTION -PREMIUM GOLD EDITION(2/8発売)


・《緊急ダイヤ》《爆走軌道フライング・ペガサス》再録
【列車】の要のカードの再録で構築の敷居が上がりました(ジャガーノートリーベを遠い目で見ながら)
・《閃刀起動-エンゲージ》、《閃刀姫-カガリ》再録
閃刀姫パーツの再録で【閃刀列車】構築が簡単になりました。
・《強欲で金満な壺》の再録
ワンキル特化の【列車】の構築の敷居が下がりました(ジャガーノートリーry)

ストラクチャーデッキR -マシンナーズ・コマンド-(2/22発売)


所感は既に記事にまとめています
https://note.com/iwashi_aranami/n/n5a3322208876
【列車】への採用圏内カードはカーネル、再編成、超臨界辺りで、後述するアンクラスペアの登場でさらなる強化も行われておりマシンナーズ混合型は今後もさらなる発展を遂げていくでしょう

デッキビルドパック 「シークレット・スレイヤーズ(3/7発売)


・エルドリッチ登場
レベル10モンスター《黄金卿エルドリッチ》は除去札、レベル10確保札として優秀で永続カードや緊急ダイヤをコストにできる【列車】との相性は良好です。
エルドリッチ寄りにした【黄金列車】という【堕天使列車】に近い構築もあり、マシンナーズに続いてホットなパーツと言えるでしょう

ストラクチャーデッキ 混沌の三幻魔(3/20発売)


・《幻魔皇ラビエル-天界蹂躙拳》の登場
「モンスター3体をリリースしてss」「自分の場のモンスター1体をリリースして回収」とレベル10の中では比較的手札に加えやすく出しやすいカードです。
先述したエルドリッチの方が小回りが利くため純粋なランク10デッキで使用するよりは【三幻魔】で使うのがいいでしょう
・レベル10サポートの登場
場にレベル10がいる時に永続魔法をサルベージする《七精の解門》、同じく罠を回収する《覚醒の三幻魔》、墓地のレベル10を使用してトリロジーグを出せる《次元融合殺》が登場しました。
《七精の解門》は回収効果、サーチ効果、蘇生効果がありランク10デッキではユベルの蘇生やキュリオスを出してエルドリッチを落とすなどの動きが可能です。

RISE OF THE DUELIST(4/18発売)


・《機巧辰-高闇御津羽霞》の登場
「EXデッキから特殊召喚されたモンスターがフィールドに2体以上存在する時にss」「ライフを払ってEXデッキから特殊召喚されたフィールドのモンスターを全て破壊」「相手に墓地に送られると墓地のモンスターを除外して攻撃力分のライフゲイン」と独特な効果を持ちます。
水属性なので【列車】のサポートはほぼ受けられず、ss条件も絶妙に難しいので機巧枠の今後の強化に期待です。

デュエリストパック-冥闇のデュエリスト編-(5/30発売)


・《リアクター・スライム》の登場
バトルフェイズに自身をリリースして《メタル・リフレクト・スライム》をセットする効果を持っており、効果を使用することでメイン2でランク10に繋げることができます。召喚権を消費して出すことのできるレベル10はナイトエクスプレスナイト、ウインダ(自爆特攻してガイアペライオ出す)に続いて3体目です
・《ガーディアン・スライム》の登場
ダメージを受けることでssできる防御札で効果により1度だけ戦闘で破壊されない壁となります。
同じくレベル10で防御札として使える《トラゴエディア》と比べると打点や奪取効果で劣りますが効果ダメージでssできる点、黒き森のウィッチでサーチできる点で勝ります。
《神・スライム》に変換して打点確保も可能です。

PHANTOM RAGE(8/8発売)


・《エクシーズ・インポート》の登場
相手モンスターをX素材にする速攻魔法。高打点の多いランク10デッキとの相性は抜群ですが表側しか除去できなかったり効果を受けなくなったドーラは素材にできないので吸収できなかったり、処理前にXモンスターが除去されると何も起こらなかったりと欠点も多いです
・《天霆號アーゼウス》の登場
今年のランク10デッキどころかエクシーズデッキほぼ全ての2020ベストカードと言っても過言でないカードが登場しました。
Xモンスターが戦闘を行ったターンにXモンスターに重ねることで出すことができ、X素材2つと引き換えに自分以外のフィールドのカードを全て墓地に送ります(しかも効果使用回数に制限がないのでヴェーラー撃たれてもそれにチェーンしてもう1発撃てます)。ランク10で破壊以外の除去をする場合、1ターン待ってからのセブンシンズによる除外やカオスダイソンスフィアの吸収に頼らざるを得なかったのですが、アーゼウスの登場でその辺りの耐性持ちの処理が格段に楽になりました。【列車】であればリーベを経由することで素材を4つにして2回効果を使うことも容易です。あまり話題にならないですが2つ目の効果もそれなりに優秀でデリックレーンやカーネルを素材にしたり、シェキナーガを素材にして影依融合をサルベージしたりが可能です(自分での効果破壊に対応せず、自爆特攻が必要なのであくまで使えたらラッキー程度で考えるのが良いでしょう)

BLAZING VORTEX(10/31)


・《黄金狂エルドリッチ》の登場
「エルドリッチ」モンスター+レベル5以上のアンデット族モンスターで出せる融合モンスターです。融合素材はそこそこ縛りがきついですが3800とドーラ以上の打点とコントロール奪取効果を持ちます。地味に戦闘効果で破壊されないので場持ちは良く、《幻想召喚師》なら融合するより簡単に出せる上に自壊デメリットを無視できます(ガイアドレイクは泣いていい)
・《E.M.R.》の登場
機械族モンスター1体をリリースしてリリースしたモンスターの元々の攻撃力1000×1枚のカードを破壊できる通常罠です。元々の攻撃力参照なので妥協ステータスになりがちな【列車】で価値を見出すことができ、《深夜急行騎士ナイト・エクスプレス・ナイト》や《弾丸特急バレット・ライナー》をコストに用いることで3枚のカード破壊が可能です。通常罠なので《トラップ・トリック》に対応しているのもGOOD。破壊するカードは「まで」なので任意の枚数を破壊でき、地属性機械族を破壊しカーネルでの追撃も可能です。
・《マシンナーズ・アンクラスペア》 の登場
ちょくちょく登場していた闇属性マシンナーズの一機です。ドロー以外で手札に加わるとssでき、場に出た時マシンナーズを墓地に送れます。カーネルを落とせるのが魅力的でギアフレームからこいつをサーチしてssし、墓地にカーネルを置きつつ機械ランク4に繋げられます。ギアギガントクロスを出してフライングペガサスをサーチし、他の機械とギアギガでプラチナガジェットを出すことでサーチしたペガサスからカーネル釣り上げでランク10が作れるのでマシンナーズ成分を増した構築も面白いと思います。
・《デーモンの杖》の登場
相手の全てのモンスターの攻撃力をターン終了時まで装備モンスターの攻撃力の半分下げる効果を持つ装備魔法です。高打点のランク10とは相性がよく、ジャガーノートリーベに装備させることで相手の打点を3000下げれるのでギャラクシーデストロイヤーが2体並んできてもワンキル出来るという超火力となります。
・《閉ザサレシ世界ノ冥神》の登場
相手モンスターをルール効果でリンク素材に出来るリンク5のモンスターです。耐性付与したドーラですら為す術もなく食われてしまうのでデリックレーンによる妨害等で対策しましょう。
・《金満で謙虚な壺》の登場
太古より続く【列車】のドローソース問題に波紋を呼ぶカードの登場です。ゴーキンと比較すると「エクストラからの除外は自分で選べる」「めくって一枚加える」「ダメージ半減」の部分が異なります。ゴーキンでまれに見るエクストラから特定の3枚が飛んでします事象が起こらないのは魅力的です(ギャラクシーデストロイヤー飛ばないヤッター)。【列車】は一枚初動というものが存在せず2枚で動くデッキであること、ドローだとデッキにいて欲しいバトレインやバレットライナーを引きかねないことから今回の「3枚か6枚から選んで加える」点はかなり強力です。反面ダメージ半減はデメリットとしてかなり痛く、流石の暴力マシンリーベでも16000のライフを消し炭にすることは容易ではありません。このカードを軸とするならワンキル特化でなく、ドーラと罠で戦い、隙を見てワンキルするような構築になるでしょう

SELECTION 10(12/5発売)

・《銀河眼の極光波竜》の登場
今年最後にランク10が出ました。10×2で出せ、素材を2つ使うことで光属性を効果対象にさせなくできます。打点こそ4000ありますが耐性付与なら単体とはいえドーラの方に分があります。素材の縛りの都合で光波刃竜にはなれませんがFAにはなれるのでヴェーラーをケアして1枚除去でき、除去せずアーゼウスになるのも選択肢としてはアリかと思います。2の効果は銀河眼デッキでしか活かせず発動タイミングも遅いのでランク10としては無い効果としてよさそうです。

さて、列車デッキ(というよりランク10デッキ)の強化カードについてざっと振り返りました。昨年のリーベクラスの破壊的な強化はありませんでしたがランク10、地属性、機械族、レベル10、エクシーズに関しては色々来ていて飽きない1年だったかと思います。

来年はもっと楽しくなるよね!列車太郎! 

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