「楽器寄附ふるさと納税」ってご存じですか?
※ この記事は「税制」に関するものです。
ふるさと納税。と聞くと、どんなイメージですか?
「節税策でしょ?」
「なんか揉めている自治体があったな~」
なんだか寄附というネーミングに反して、ネガティブなイメージありませんか?
本来の趣旨はこうです。
現在生活している自治体ではなく、幼少期に育ててくれた自治体にも税金を納めたい。頑張っている自治体を応援したい。そんな思いを叶えるため、「納税者が納税先を選べるようなシステム」として生まれました。
それが気づけば、過剰な返礼品問題が起きてしまい、なんだか「ふるさと納税している人=ズルい人」みたいな風潮さえ感じます。
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♦ 楽器寄附ふるさと納税とは?
そんな中、新たなふるさと納税が、昨年、誕生しました。(厳密には、税制改正ではなく、自治体や民間のアイデアで生まれました。)
それがタイトルの「楽器寄附ふるさと納税」です。
寄附をした場合の返礼品ではなく、「寄附する側」が「現金」ではなく、「不要楽器」を寄附するというもの。寄附した楽器は、査定事業者が査定し、換金価値を明らかにし、その金額をもって、寄附した自治体へのふるさと納税となるシステムです(現金と同じく税額控除の証明がくるようです)。
詳しくはコチラ。
■ ポータルサイト
■ 寄付の流れ
■ 寄付したその後も・・
ポータルサイトをみてみると、「感謝の声」というページがあります。
これぞ寄附、という気持ちになりました。
募集している楽器も管楽器、打楽器、かなりの種類があるようですし、募集楽器でなくても受け付けもあるようです。
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♦ まとめ
残念ながら、私は、楽器を持っていませんので、「いい制度だな~」と外野から眺めていることしかできません。
「別に、ふるさと納税制度に便乗しなくても・・」
という意見もあるだろな~とも思います。
ただ、困っている人のもとに物が巡るシステム、まだまだ歴史の浅いふるさと納税の今後の展開を考える意味でも、とても有意義なものだなと個人的に思います。
何より、「あたたかい」制度に感じました。
寄附はやはり「あたたかい」ものであってほしいな、なんて思います。(現状のふるさと納税を否定しているわけではないですよ!)
楽器を持っている方!もし、不要であれば、こんな制度の活用、いかがでしょうか?
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(参考記事)
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