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部下への指導。主役は誰か?【 経営・人財育成 】

※ この記事は「ビジネス」及び「イベントレポ」に関するものです。

♦ イベントの概要

【 群馬県の産業支援機構が実施している「ぐんま実践マネジメントスクール2019」という経営スクールに入塾しました 】編の2回目です。

詳しくは、下記noteをご参照ください。

2回目のセミナーが終わりました。今回のテーマはずばり「人財育成」。

今回もみっちり学びました。吸収したものを全部書けば、1週間分くらいのnoteができると思います。

ただ、経営セミナーはその場で体感してこそです。字面だけ追っていてもダメ。現場や研修会場で、実践しなければ意味が無いと思いますので、今回も印象に残ったテーマ、1つだけ紹介したいと思います。

♦ 上手な教え方・育つ教え方

今回は、部下への教え方・叱り方?について、以下のロールプレイングを実施しました。

■ 実施したロールプレイング

〇 3人1組 : 上司役、新入社員役、2人の役を観察する人

〇 前日、新入社員役、上司役双方に悪い点があり、上司役が少し怒ってしまった。翌日、上司がどう「指導すべきか」実践してみる。

〇 指導時間:3分

( ※ 本当は、ロールプレイングにもかなり細かい設定があるのですが、あまりネットで出さない方が良いと思い、概要に留めます。)

■ 私の結果

私は班の方から「すごい上手ですね」と褒められました。それはそうです。だって、私の仕事が税理士業と講師業。税理士は常に経営者から相談を受けます。講師は常に生徒さんのティーチャーであり、モチベーター。

理想的な指導については経験値が違うぜ!

という自負がありました。

・・が。

セミナー講師の先生から、模範的な指導方法の解説を受け、「ああ、また大勘違い・・」と恥ずかしくなりました 笑。

■ 私の指導方法の良かった点

私の良かった点は、

① 自分や会社の悪かった部分を認め、謝った

② ボディーランゲージや声のトーンで重い空気にしなかった

③ 社員の気持ちをきいたり、どこが悪かったかも考えさせた、

④ 日頃の行いなどを褒め、日々よく見ていることを伝えた

などです。頼れるけれど、親しみのあるステキな上司を演じました(キラッ)

■ 私の指導方法の改善点

ずばり、「話し過ぎ」でした。

だって指導だし・・。上司だし・・。まあ、話の主導権を握るのは上司である私が当たり前だと思っていました。

しかし、先生は、部下への指導は「部下が主役」でなければいけないと言います。上司役はロールプレイングでは主役ではなく脇役のポジションだったということ。

私だけでなく、セミナーに参加した人も、見た感じ、すべて「上司役が主役」でロールプレイをしていました。

指導は、教える事だけではない。相手は理解し、納得すること。

素晴らしい指導をしたところで、相手に響いていないのであれば、「俺の教え方完璧」「理想の上司やん」という自己満で終わってしまう。

先程書いた、ステキな上司(キラッ)も演じた私の感性。部下が❓であれば、ただの自己満ナルシストです。

いかに相手と双方で「会話」するか。いかに部下役から「発言」を引き出すか。前回のNOTEで書いた「積極的傾聴」がここでも重要なんだと理解しました。

♦ まとめ

最近、こんな本を読みました。

「いまどき部下」を動かる39のしかけ, 池本克之,三笠書房,2017年

部下に困って、ではなく、お薦めしている記事を見て、どんなもんかなと。

いわゆる世代間の常識は違う、という事に納得しました。ほんの10年とはいえ、10年で社会情勢も、構造も、ネット環境も大きく違います。私の常識が、部下の常識ではない。

では、どうすべきか。感覚のミスマッチを無くすことです。

相手から「とことん聴く」。相手を知る。相手にそして知ってもらう。

順番は、聴く、知るが先。話す、知ってもらうは後。双方で理解しあう中で、この順番がとっても重要だなと思いました。

上司が先に話してしまったら、部下や後輩ももう自分の本音、話せないですもんね。

「聴き役のプロ」、目指して頑張ろう。

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