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#355 業界ネタ~薬事検討会③

おはようございます!今日はとっても気持ちいい天気ですね~犬の散歩も朝に行ってきましたが、とても気持ちよかったです。皆さんも体を動かすには良い季節ですので、運動してみてください。そういえば、最近、アップルウォッチに心拍数回復みたいな数字が出てきて、日に日に改善していました。心肺機能が良くなってきているということだと思うんですけど、年を取っても体を動かせば、良くなっていくんだなと改めて感じました。さてさて本日は「業界ネタ~薬事検討会③」です。

昨日、恒例の薬事検討会がありました。私もYouTube配信を見ていました。中でも海外への情報発信について興味深かったので、その記事を共有します。以下、記事の抜粋です。厚生労働省の城克文医薬局長は11月15日、「創薬力の強化・安定供給の確保等のための薬事規制のあり方に関する検討会」で、米国のバイオベンチャーに日本へ目を向けてもらうために、「審査体制のやりにくさに対する誤解をまず解くところからやらないとダメだ」との認識を示した。ドラッグ・ラグ/ロスの原因として、創薬の担い手が米国のバイオベンチャーへとビジネスモデルが転換したことがある。特に、日本の薬事・薬価制度に対する誤解が日本市場を遠ざけているとの指摘がある中で、厚労省はPMDAの米国事務所を設置し、英語で薬事制度の情報発信や無料相談を行う事業に予算要求を行っている。城局長は、「まずはPMDAに実際にアメリカに出て行って直接話ができる、少なくともそこで日本の制度についてちゃんと間違いのない発信ができるというところから始めたい」と話した。

目新しい情報ではないのですが、来年からワシントンにPMDAの事務所ができるとのことです。どのくらい効果があるのか、実際に相談に来る人がどのくらいいるのか、興味深いですね。積極的にイベントにもブースを出すなどして、海外のベンチャーにアピールして欲しいなと思います。肌感覚的には最初から日本のマーケットに興味を持っている会社はほとんどなく、アメリカでの上市が見えてきたタイミングでその他の地域の戦略を組み始める感じかなと。そのくらいのタイミングでうまく日本の事を知ってもらう事ができれば、日本での開発を議論はしてもらえるのかなと思いますね。あと記事には出ていないですが、もし日本で承認がとれるとアジア地域の他の国でも承認がもらえるみたいなインセンティブがあるといいよねって話がありました。参照国だけではなく、承認そのものがもらえるみたいな制度が出来ると個人的にはもっと良い感じになるように思いました。

いかがでしたでしょうか?目新しい情報ではないですが、本当にPMDAには頑張って欲しいなと思いました。市場だけでは日本の魅力は低下していくのは目に見えているので、違った取り組みが必要だと思うんですよね。少しでも海外バイオベンチャーが日本で医薬品を開発してくれるように我々もサポートしていきたいし、規制当局側もぜひ努力していって欲しいなと。もっとPMDAともコラボレーションが出来るといいよなと思いました。ではでは、また!


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