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名古屋開催「罪とゲシュ」。初日にワークを受け、クラウドファンドを立ち上げました。


刑務所出所者とのゲシュタルトセラピー「罪とゲシュ」。


ことの始まりは逮捕された息子を更生させたいという、ひとりのおかあさん。

誰であろうと、「更生させる」という思いは基本、叶いません。

「馬を水飲み場に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。」

と言われますが、更生も同じ。

わたしにできることは、ことは馬が立ち寄る水場の提供です。



「犯罪からの回復とグループセラピー」

は不定期的に場を設け、

長期受刑の出所者や、薬物事犯の刑事施設経験者など、

罪名・刑期を問わず、刑事施設経験者が気軽に参加できる価格のグループワークを開催してきました。

昨年度は27件のワークショップをしました。

https://note.mu/iwazakifuusui/n/nda4cd31ef203




私は、誰であっても、この方法(=自己の感情に気づき、感情を素直に認め、はき出すこと)

は有効だと思うのです。

そして、出所者は罪を犯す前から経済的困窮の者が多いことから、

「罪とゲシュ」では刑務所などの経験者の参加を無料としています。

刑事施設に入所した経験のあるものは前歴・前科を持ち、多くの者が社会的な偏見に苦しみます。

社会が持つ、「犯罪者に対する偏見」を取り除く外的アプローチと、

犯罪者が抱える「社会感情からくる生きづらさ」を取り除く内的アプローチ。

この思いが共有されることを期待してワークを開催しています。

https://note.mu/iwazakifuusui/n/nda4cd31ef203









さて、前置きが長くなりましたが、5月12、13日開催「罪とゲシュ」。


ゲシュタルトセラピーをする人はファッションも個性的な人が多い。

ありのままを認め、自由を実践していることがにじみ出ている。

左に立つ私は、ゲシュタルトの祈りの書かれたパールズTシャツとタイパンツ。

真ん中のゲシュタルトセラピー大阪代表かずりんは保護房で着る服のようなつなぎ。

右は名古屋ゲシュタルト研究会のnobuさん。スカートを履いています。


かずりんの保護服で思い出したことがある。

元組長の友人の刑務所生活での話。

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