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2021 横浜DeNAベイスターズ戦力分析①

ベイスターズファンの皆さんこんにちは。それ以外のファンの皆さんもこんにちは。延期となったオープン戦の初戦を5日後に控えておりますがいかがお過ごしでしょうか。僕は就活とバイトの傍らnoteの執筆に勤しむという割とハードな毎日を送っております。このnoteが上がっているということは無事なんだと思います。
さて、突然ですが2021年 横浜DeNAベイスターズの戦力分析をしてみましょうのコーナーです(定番にするつもりはない)。2021年のベイスターズの戦いに期待を馳せながら、昨シーズンのベイスターズの戦力・そこからの入退団の状況を踏まえてあーだこうだと書いております。テーマは「昨シーズン終了時点から今日にタイムスリップしてきた人でも分かる!2021年横浜DeNAベイスターズの現状って!?」です。オフシーズンはベイスターズから離れてたよという人にも分かるように書いたつもりですので是非、ご一読ください。今日から5日間に渡って投稿していきたいと思います。
それでは早速第一夜の今日は捕手・一塁手の2ポジションについてです。

※このnoteは退団選手を含めた補強戦略やドラフトの是非について問うものではなく、あくまで現在のチーム状況をなるべく客観的に分析しようという趣旨のものです。
※同様にあくまで2月27日現在の状況をもとにした記事ですので、OP戦・RS等を通じて記事内であまり言及のない選手が飛躍する可能性は十二分にあります。(むしろそうなってくれ)ですのでシーズン後等に振り返って、「この選手はこの立ち位置からレギュラーを掴んだのかぁ」と楽しんでいただければ幸いです。

1.はじめに

本noteでは昨シーズンの戦力を把握するために、各ポジションが得点・失点にたいして平均に比べてどれだけ貢献していたかを分析します。
野手は打撃と守備に貢献を分解し、打撃はwRAA(同じ打席数をリーグの平均的な打者が打つ場合に比べてどれだけチームの得点を増やしたか、または減らしたかを示す指標。)、守備はUZR(守備の貢献を同じ守備位置の平均と比較して得点化した守備指標。)を用いて得失点への貢献を測ります。
なお、wRAAについてはセリーグ・ポジション別wRAAをこちらを参考に、UZRについてはDeltaのサイトのもの(こちらはセ・リーグ内ではなく12球団間の相対指標となっています)を参考にしています。

2.捕手

2020 捕手

2020 捕手Ⅱ

昨シーズンは戸柱恭孝選手が6割強の出場機会を掴み、嶺井博希選手伊藤光選手高城俊人選手がそれぞれ1割程度の出場という捕手陣。特に打撃の面で大きなマイナスを計上するという結果になっていました。セ・リーグにも巨人の大城選手・阪神の梅野選手・広島の曾澤選手といった”打てる捕手”がレギュラーを務めるチームが多くなってきており、捕手の打撃面というのはチームとしてウィークポイントだったと言えるでしょう。
そんな中、特に補強は行わず現有戦力に期待する状態となっています。前述した他球団のようなずば抜けた存在がいない点・現代野球において捕手にかかる負担が大きい点等から今シーズンもある程度併用性での運用が想定されます。フレーミングには定評があり平良投手・大貫投手といった若手を好リードで引っ張った守備型捕手の戸柱選手・昨年は故障に泣かされたものの総合力に秀でた伊藤光選手・対左打率.423、代打打率.444と打撃で存在感を見せた嶺井選手・主に濵口投手の専属捕手で出場しキャリアハイとなる3HRを放った高城選手といった選手を調子や相性を見極めながら起用していくのが理想でしょうか。
さらにもう1人、昇格候補として挙げた4年目の山本祐大選手もレギュラー候補と言えるでしょう。入団時から定評のあった強肩を武器に昨年はファームで盗塁阻止率.619を記録。

バッティングの面でも打率.274 OPS.753と捕手としては及第点といえる成績を残しています。キャンプでも攻守両面、特にその異次元の肩で存在感を示しているため、開幕1軍・レギュラー奪取へと期待が高まります。

まずはその強肩を生かし試合終盤の”抑え捕手”あるいは同級生である京山投手入江投手の”専属捕手”といったところから出場機会を増やしポジションを掴んでいきたいところです。
前監督であるラミレス監督は捕手にはディフェンス面、特に配球の面を強く要求する監督でしたが、三浦大輔新監督に代わりどのような選手が求められるのか。そういった点も含めレギュラー争いを見ていきたいポジションです。

3.一塁手

2020 一塁手

2020 一塁手Ⅱ

昨シーズンは長年レギュラーを務めてきたJ.ロペス選手が年齢による衰えからか不振に陥り、攻守両面でマイナスを計上。その結果、一塁手全体の貢献も攻守両面で伸び悩んだ形となりました。ロペス選手は昨シーズン限りで退団ということになり、チームとしては新たなレギュラーを用意する必要がありましたが、球団はこのポジションを昨年オフから新たに3年契約を結んだN.ソト選手に任せる考えです。

ソト選手も昨年は長打率.470(18年.644 19年.554)OPS.793(18年1.008 19年.902)と長打が出ずに苦しんだ1年でした。来日以来成績が右肩下がりな点はやや気がかりですが、昨年は8月に発症した腎盂腎炎がパフォーマンスに影響を与えていた点もあると思いますし、本来のパフォーマンスを取り戻せばファーストとして文句ない打撃貢献の望める選手なので、球団も復調を信じるというスタンスでしょう。また、ロペス選手退団による守備力低下を懸念する声もありますがソト選手の一塁守備は長いリーチと柔らかなハンドリングを武器にかなり上手く、大きなマイナスを計上することはないと考えています。退団前のロペス選手に比べれば、範囲の面では確実に上・スク―ピングもほぼ遜色なし・送球と咄嗟の状況判断はやや劣るといったところでしょうか。守備面でも上積みを作ってくれるのではと期待しています。
さて、ここまでソト選手について書いてきましたがこの記事が投稿される2月27日現在、外国人選手の来日に目途が立っていない状況です。

となれば日本人選手で賄わなければならないわけですが、その候補の1人として挙げられるのが昇格候補として紹介した伊藤裕季也選手です。昨年はファームでも開幕から不調に陥り打撃面での成績はほぼ横ばい、1軍での出場試合数も1年目に比べて減らしてしまう苦しいシーズンでした。それでも終盤に昇格した際には猛打賞を記録するなど期待の大砲候補であることは間違いありません。

外国人不在による長打不足解消のためにも、レギュラーを掴んでほしいと強く願う選手の1人です。練習試合ではその他にも昨年52イニングを守った頼れるユーティリティプレイヤーの中井大介選手・巨人から人的保障で加入した田中俊太選手ドラフト2位ルーキーの牧秀悟選手等が守っています。誰が競争に勝ち抜き開幕スタメンを掴むのか、非常に興味深いポジションの1つです。

それでは、今夜はここまで。明日は二塁手・三塁手についてアップする予定です。

参考サイト・Twitterアカウント(敬称略)
1.02 Essence of Baseball  https://1point02.jp/op/index.aspx
プロ野球データFreak https://baseball-data.com/stats-farm/hitter-yb/
プロ野球マニアックデータ http://masa.naga-masa.com/fielding_2020.html
日本プロ野球RCAA&PitchingRunまとめblog  https://ranzankeikoku.blog.fc2.com/blog-entry-2862.html
Deファン(@DeNA_2017)

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