峠を越した。さよなら春の日。

何かを成し遂げなければならない時、苦労し試行錯誤するうちに、あれ!なんか超えた?もしかしたら乗り越えたかも?みたいな感覚がよくある。

4/4月曜日。入院8日目。変わらず咳、痰、頭痛、息苦しさがあるのだが、ふいにこれは自分が変わらないとダメなのでは?という考えに至り、バイタルをメモしていた紙に「絶対治る」「大丈夫!大丈夫!」「がんばれ!わたし!」イラスト入りでたくさん書いた。言霊っていうし。昨夜の鎌倉殿で笑い、鶴瓶の家族に乾杯をみて、気持ちが上向き始めたからかもしれない。個室だし、閉塞感はあるし、鬱状態だったのだろうな、私。

4/5火曜日。気づけは入院9日目。病室の窓を開けるとあたたかい。外は春なのだ。朝と食事後咳込み。そして、なかなか出ない痰。日中は荷物を片付ける。窓の外を眺める。1日ベッド上に座り、noteに記す。記録しておこうと思いついた。明日は退院。家事も仕事もせず、臥せっていた10日間。

くるりの「さよなら春の日」が、病室のこの閉塞感と、窓を隔てた、うららかな外の空気感とが何故かマッチして、しんみり。でも希望を持てた日なのでありました。

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