コロナ陽性になる。

3月28日月曜日。ひどい咳込み。ガラガラ声。熱。鼻水。ひとまず職場の駐車場で抗原検査、陰性。症状が強く発熱外来も当日予約でなんとか午前の最後にギリギリ滑り込みセーフでLAMP検査。すぐ陽性と出た。驚く間もない。保健所から連絡があるまで自宅待機を命ぜられる。フラフラした身体で運転、なんとかたどり着く。すぐ自室にこもるが、お腹まで痛くなってきた。職場と別室待機している夫に連絡、大変なことになってしまった…と考えながら立つこともできなかった。

保健所から連絡がくる。

連絡がくるまで、なんと長かったことか。時間にすると3時間位なんだけど、長く長く感じた。咳はとまらず、熱は下がらず、このまま死んでしまうのかと、とてつもない不安に襲われた。職場のドクターと夫、子になぜか遺書まで書いてしまう。そんなとき、とても信頼している方からLINEがくる。ボイスメッセージ。がんばれ!がんばれ!の文字。そうだ、わたし、まだ死ねない。生きたい。まだ成し遂げてない、色々‥

突如、保健所から連絡が入る。咳がひどく話もできない。質問にもこたえられない。あまりの苦しみ様に、保健所の方が「入院されたほうがよさそうですね。入院希望しますか?」「はい、お願いします…」

そこから受け入れ先が決まるまで数時間。18時に決まり、19時に入院した。18時までに夫や職場スタッフもLAMP法を実施、全員陰性だった。よかった。

入院は突如決まり、歩けないせいもあって着の身着のまま入院した。財布と水だけはたくさん持参した。回覧板で迷惑かけそうな隣人、職場、思いつく人すべてに連絡した。非難は浴びず、励まされたのが救いだった。

入院

入院した先は奇しくも、昨日夜間救急で訪れた病院。指定の場所に車を停めて看護師を待つ。送迎は濃厚接触者に限るとのことで夫。この時点で下痢、吐き気がひどく、歩けずフラフラ。院内に案内され、すぐCT。病室で採血。テレビでよく見るコロナ病棟。チャックで陰圧テントに入りチャック閉めて、完全に隔離されたわたし。説明も頭に入らない。なだれこむように寝たが、一晩中、咳が響き渡っていたらしい。そんな入院初日。

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