表紙012_FIX

【ドット絵】行き当たりばったりで布をアニメーションさせて失敗してみた

今回はアニメーションの基本でもある、布のアニメーションを作ってみようと思います。

風になびくマフラーや、マントって、波打つようにアニメーションさせると、かっこいいですよね。

美しく波打つ布のアニメーションを自由に作れるようになると、アニメーションスキルのレベルが一気に上がりますので、何としてでも習得しておくべき動きです。

それでは、早速、布のアニメーション制作を進めます。
勿論、いつも通り、今回も行き当たりばったりです。


ドットキャラの基本形ラフを作る

まずは、風になびくような布を身につけたドットキャラを用意します。
今回は、頭身高めの忍者のドットキャラを打ってみようと思います。

Photoshopのペンツールで、ざざざっとアタリを取ってみます。

デザインも何も考えずに、行き当たりばったりでペンを動かしていたら、顔が包帯でグルグルに巻かれたゾンビ忍者のラフができました。

わかりやすく、目だけ赤くしましたが、それ以外は、とりあえず一色だけ描いています。

行き当たりばったりなので、粗いラフで申し訳ないです。

マントかマフラーか何かそんな感じの大きな布をまとっているようなイメージです。水面から出た木の杭の上に立っている想定です。
(そう見えなくても、ラフなので許してください…。)


マフラーの動きにアタリをつける

全体的に形を整えながら、布をざっくりと動かしてみます。

不思議な強い風が吹いて、布が激しくなびいているような動きが、なんとなく見えてくるようになりました。

布もマントっぽくできそうなので、マントとして扱おうと思います。

そして、このあたりでようやく気付きます。
はたして、何に気付いたのか?

それは…



マントを大きく描きすぎてしまったということです。


こんな大きなマント、動かすのもドットを打つのも大変です。
はい、早速、失敗してしまったようです。

まあ、これも行き当たりばったりの醍醐味というものです。

引き続き、このまま形を整えつつ、アニメーションを調整してみようと思います。


頑張ってマントの動きを整理する

がんばって少しずつ整理してみます。地道な作業です。

これぐらい大きなサイズになってくると、ドットを打つという感覚ではなく、ドット絵を描くという感覚になりますね。

右手に忍者刀を握らせ、左腕を奥に広げ、何となく動きそうなところは動かしてみました。マントをボロボロにしているのは、形状の誤魔化しが効くからです。

まだラフですが、それっぽい感じに見えるようになってきました。
仕上がりが楽しみな感じです。

しかし、どんな風が吹けば、マントがこんな激しい動きになるのでしょうか…。水面も穏やかなままなので、まだ要素のまとまりが無く、まだまだバラバラですね。

段々疲れてきましたが、もう少し頑張って全体を整えてみようと思います。


もっと頑張ってマントの動きを整理してみる

頑張って、少しずつ少しずつ少しずつドット絵を整理していきます。
地道な作業が続きます。

そして、1、2時間ほど整理して気付きました。

どんなに整理しても、キリがないのです!!!!!

そこそこ手を加えたような気がするのですが、あまり変わった印象は無く、ドット絵の整理も全然終わりません。

これは、まともに仕上げようと思ったら、どんなに時間が有っても足りません。


…ということで、仕上げるのは、キッパリあきらめます。すみません。
まあ、こういうこともありますね…。


最後に

アニメーションのコツは、前後どちらかの絵と、動きのペアを作ることです。
動かすパーツを『点』と考えた場合、前後のフレームに対して離れたバラバラの位置に点を配置するのではなく、前後のフレームに対して近い位置に『点』を配置して動きのペアを作り、『点から線』にすることです。
このことを意識すれば、どんなに少ない枚数で作るアニメでも、綺麗に繋がって見える動きを表現できます。(分かりにくい説明で、申し訳ないです。)

今回は、波打つ布の動きのサンプルを作ろうと思っただけなのですが、アニメーション以前の問題で失敗してしまいました…。誰か代わりに仕上げてほしいです。

やはり行き当たりばったりで動かすと、よくわからないことになりますね。

ドット絵アニメーションは、計画的に作りましょう。


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