午前中、アーティゾン美術館のアブストラクションを見に行った。
ある展示室で、私のあとに入ってきた白人男性がOh my Godと言い、彼は私の後ろで同じペースで一つずつ作品を見ていたがある瞬間にI love youとつぶやいて私を追い越して行ったのは、私にとって美的な何か大きく奥深いものを肯定されたように思えたので笑顔になった。

午後は芸術探検家野口竜平くんと、都内をふらふら遊んで回った。
行く場所場所でそれぞれの人々と、やはり予期しない熱量でそれぞれの美術談義が盛り上がる。
また竜平くんと近況、お互いの価値観について道中さまざまに語り合う。
乗換駅の階段を下る途中唐突に、必要と不必要の境界線がはっきりとし、自分の思いと、やるべきことや注力したい大事なことが見えてくる行程こそ、今回の旅の目的だったのだと思えた。