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【旅行】公共交通機関で行く【熱海・三島】の旅

 70歳、古希を祝う旅行。
 年老いた父を連れるには、公共交通機関での近場での旅が不可欠である。彼からのリクエストは、『景色の綺麗なところ』であった。現在、父は73歳。来年、今度は母が70歳になります。



熱海駅にて、

  ランチのお店がちょうどオープンするくらいに熱海駅に到着する時間帯。商店街を下り、徒歩で『囲炉茶屋』へ。大体観光シーズンは常に人が行列になっていて、いつも行ってみたいけど行けなかったお店。オープンまで、10分ほど待って、開店と同時に入店成功。

囲炉茶屋 お魚の定食

 この旅行で、お蕎麦以外のランチを紹介するのも稀ですね。
なにせ、今回の旅は、父親をもてなす旅ですので、私の好きな蕎麦よりも、きちんと食べる父の好みを優先しなければなりません。(笑)


 折角の旅ですので、多少どこかに寄ることにします。
 熱海市指定有形文化財である『起雲閣』に行きました。

起雲閣

 1919年(大正8年)に別荘として築かれ「熱海の三大別荘」と賞賛された名邸が基となる起雲閣。
 1947年(昭和22年)には旅館として生まれ変わり、熱海を代表する宿として数多くの宿泊客を迎えたそうです。
 志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、などなど、日本を代表する文豪たちが訪れたそう。

 和と洋が合わさった建物で、タイル張りのお風呂・浴槽があったりと見ていて面白かったです。




熱海駅にて、

 再度、熱海駅に戻ります。旅館のマイクロバスが駅前に迎えに来て頂くようお願いしておりました。なんせリクエストが『景色の綺麗なところ』ですから、熱海の山へ向かいます。今回のお宿は、『大観荘』です。送迎バスで15分くらいでしょうか。

大観荘
お部屋からの眺望
お風呂からの眺望

 早い時間にチェックインしたので、お宿のお風呂も早くから満喫しました。大浴場からの眺望はもちろん、実は、景色を見ながら足湯に浸かれるスポットもあり、両親と一緒に湯に足をつけ、景色を臨みゆっくりとした時間を過ごしました。

足湯スポットからの景色

 お宿の中の庭園も広く、浴衣を着ながら散策しました。本当に豊かな時間を過ごしました。

 私は割と、旅行は『2度とこの地には来ないかもしれない』と思って、多くのスポットを訪ねたいタイプですので、予定を詰め込んでしまいます。
 が、今回、年老いた両親を連れるには、このくらいゆったりと時を過ごす時間を確保するのも、旅の穏やかさ、そのものなのだろうかと感じました。



夕食にて、

 お宿の利用の趣旨を、あらかじめ伝えておきましたので、個室で頂戴することができました。細やかさを実現してくださる旅館は最近はあまりありません。こちらのお宿は本当に素敵な旅館です。

寿 のお箸がありました。気配りが素敵なお宿。
やはり、熱海のお魚は美味しかったです。




三島にて

 翌日は、熱海駅から三島駅まで参ります。三島駅からバスで20分程度で、三島スカイウォークに到着です。

スカイウォーク

こちらも、『景色の綺麗なところ』ではあるが、橋を含めて良い景色が広がっていますが、パーク自体は橋の向こう。(笑)父親は運動嫌いあんまりアクティブな人ではないので嫌がっちゃって(笑)

ま。それでも、老若男女渡っているので頑張って渡りましょう。


  三島スカイウォークにはいくつかの体験アクティビティが用意されています。やはり、主にファミリー層向け。つり橋は渡りで辟易していた父親が、『あれ乗りたい!』と指差したのは、


セグウェイ !

  なんと、70歳以上は乗れない。まさにギリギリでした。あと、2ヶ月でNGでございました。
 舗装された道路で、前進後進、カーブなんかの基本操作を練習して、そのあとは上り坂下り坂、山道とぐんぐん進むことができました。

来年は、母のお祝いにどこにつれていこうか…『ご飯の美味しいところ』がリクエスト……どこか良いところないだろうか…



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