売れたいと思っていた

昨日あることをきっかけに10年前くらいの、私がモデルとしてまだ駆け出しだった頃のことを思い出してた。

あのときの私はそれがどんなことなのかもよく分からずただ「売れたい」と思っていた。
いつか推しと共演できるかもしれないとどこかで信じていたし(だから当時は誰にも推しの話をしなかった)、今周りで燻ってる同志たちは全員蹴散らしてやるとも思っていた。

だからどんな些細な仕事でもやるつもりでいたし、「モデル・永安いずみ」として活動する時間が少しでも増えていくことが嬉しかった。
今ほどSNSが主流になってもいなかったから、何をしてどこを目指したら有名になれるのかも自分にプラスになるのかもよく分からなかったけど、泥臭い草の根活動もがむしゃらにやってた。

当時はTwitterもインスタもあまりやってる人が多くなかったからアメブロで毎日エゴサしてコメントも必死に返したり。
コメント返しを手書きでやったこともあった。
いや、それでファンが増えたかどうかは分からない。相手が本当はどう思ってたかも分か、ない。

でもなんか、人と違うことしなきゃとか、これやったら喜んでくれるかなとか考えて周りも気にせずやったってことが私の糧にはなってた。なってる。

今は何かでバズったりYouTubeとかTikTokとかメディアも増えて、インフルエンサーって仕事もあって有名になりやすくなったと思う。
でもどんな形でどんな手段で有名になっても、自分自身をセルフプロデュースしていくこととか、応援してくれてる人の気持ちを考えることって絶対になくならなくて。
むしろ簡単に有名になれるからこそ、そこで人の気持ちを惹きつけないとすぐ忘れられてくしすぐ入れ替わってく。
簡単だからこそ残酷。しかも実際は簡単そうに見えてそんなに簡単じゃない。

今の私はもうあの頃と違って「芸能人」でありたいと思わなくなったけどあの頃よりも私を知ってくれてる人は沢山いて、あの頃想像できなかったような人に支えられて自分がやりたいことを続けられている。
自分で自分の仕事を作っていけるようになったし、人の上に立つようにもなった。
私の一言がいろんなことを左右するようになったし、行動ひとつの重みも変わった。

だけど絶対これからも下積みだった頃を忘れず、どんなこともこれからの自分のためだと思ってやっていきたいと10年前を振り返って思った。

熱量は人それぞれ違うかもしれないけど、
結果が出せなくて悩んでる人
何を頑張ったらいいかわからない人
頑張り方がわからない人
そんな人はどんな些細なことでもいいから「できることを見つけること」「全力でやること」「続けていくこと」が大事だと思う。

それからその努力をきちんと人に見せること。
やりたいことは声を大にして言うこと。

人に見せて、声に出して言ったらもう後戻りできないから。

今の私は「売れる」という漠然とした目標じゃなくもっと現実的で明確な未来になってきているけど、
それでもやりたいことのために泥臭くても必死であり続けたい。

まだまだ私にも出来ることがあるし、初心を忘れずにこれからも謙虚に、だけど貪欲に。
やりたいことを仕事にして生きていきます。



それから先日誕生日をお祝いしてくださった皆様、どうもありがとうございました😌

全然noteを書く余裕もなく年明けてからバタバタ過ごしていましたが、年々関わってくれる方やお祝いしてくれる方が増えていることを嬉しく思います✨

新たな1年も皆様に沢山還元していけるよう頑張りますので何卒。

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