フランスでしたかった100のこと no.29 旬のホワイトアスパラガスを茹でて食べる

画像1 イースターをすぎるころからマルシェに並び出すホワイトアスパラガス。はじめて短期留学をした10年ちょい前に、滞在先の先生が調理の仕方と食べ方を教えてくれた。当時はまだ日本ではあまり売っていなくて、ちょっと苦味がある春の味に夢中になったことを覚えてる。それ以来、大好物に。ホワイトアスパラだけで、こんなふうに立派なごはんになるのじゃった。ああ、おいしい。
画像2 最近は日本でも手に入るようになり、価格もだいぶお手頃になってきた。フランスでも、出回り始める頃のホワイトアスパラガスはさほど安くはない。でも、こんなふうに有機野菜のマルシェなんかでは「3本だけちょうだい」と言って買うことができるのが、日本とちょっと違うところ。今も、マルシェにホワイトアスパラガスが並び出す景色が好き。
画像3 新鮮なアスパラガスは本当に美しい。取り立てはやわらかくて、スライスして生のまま食べてもいける。茹で方は諸説あるけれど、私は結構くたっとするまでよく茹でたものが好き。根元の皮は厚く剥くのだけれど、厚く剥いた皮は捨てずに茹でるときに一緒にお湯の中に入れておくと、風味が増しておいしくなるのだそうです。でも、しまりやさんの友達は筋を残しながらしがんで食べる。お行儀が悪いけれど、クチュクチュしている間の春の風味みたいなものも、またオツなのでした。マヨネーズやディジョンのマスタードで。
画像4 私が取り憑かれたようにホワイトアスパラガスを食べるのを見てから、毎年季節になるとアスパラガスを空輸したものを送ってくれる友達がいた。これが届く季節が待ち遠しかったけれど、この贈り物はもう届かない。ホワイトアスパラガスはなんというか、私にとっていろいろな意味で特別な食べ物なのだと思う。そんなお話はブログで⇨http://izoomi-momo.jugem.jp/?eid=1243831

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