普段ならアップデートにはすぐには手を出さない私ですが、今回のアップデートは使ってみたい機能があったのでヒトバシラーになる覚悟でアップデートしてみました。そもそもOSのアップデート、SidecarでMacのディスプレイをiPadメインで使ってる私としてはSidecarに不具合出やすい最初の方にアップデートは危険という印象しかないんですけど(実際MontereyでもVenturaでも.1でバグが修正されるまで画面共有もSidecarも不具合があった)今回はもし不具合出ても泣かない!と覚悟を決めてアップデートしたところ、Sidecarに全く問題なくアップデート出来て、しかも新機能がなかなか良い調子なので快適に使えています、と言いたいところだけどBluetoothのトラブルが発生してイライラしている。M1 Mac特有の問題っぽいのでMacBookの人たちは問題ないとは思いますが。

iPhoneのウィジェットが使えるように

今回気になったのはまず、ウィジェットの強化。

今までのMacのウィジェットは種類が限られていて、あんまり表示したいものがなかったのですが、iPhoneのウィジェットと連携出来るようになってグンと幅が広がりました。

Apple NewsのヘッドラインWidgetに追加できる、これはかなり便利です。元々iPhoneのロック画面にApple Newsを表示するようにしてあって、気になるニュースがあったらそれをTwitterやBlueskyでシェアしていましたが、1件しか表示されない、数時間おきにしか更新されないのでもっといっぱい表示できないものかと思っていたところでした。

SpotifyのWidgetもSpotifyユーザーには便利だと思う。Apple MusicのWidgetはなぜかない。

ニュースヘッドライン系のウィジェットはたまに開くと視界に入るようにしておくととても便利です。私はAppleNews+のニュースヘッドラインとIMDBのエンタメニュースヘッドライン、AppleTV+の新作ヘッドライン通知などをウィジェットに追加しました。ウィジェットの追加はメインディスプレイだけでなく、拡張ディスプレイにも置くことができます。なので結構な種類のウィジェットが置けますね。

なんでもウェブアプリ

今までMacでアプリが配信されていなかった定番アプリ、iOSアプリがMacにダウンロード出来るようになったものの、非対応のアプリなどもありますね。特にInstagramやYouTubeなどはMacアプリがリリースされないものかと思っていた人も多いかと思います。TikTokはあるのにYouTubeやInstagramはなかったので。

ウェブアプリ化する際の注意は、ここにはSafariでとは書いてないけどChromeとかだと出来ない点です。ウェブアプリ化したいものは必ず、Safariで開いてDockに置くを選んでください。

手順としては、ウェブアプリ化したいサイトにアクセス、ログインの必要があればログインしてファイルメニューを開きます。

ここからDockに追加を選ぶと自動的にウェブアプリ化してDockに追加されます。その際にLaunchpadにも追加されます。

この手順で私はとりあえず、Instagram、YouTube、Pinterest、BlueskyなどのSNSを中心にウェブアプリ化してみました。それとTOKIMEKI Blueskyという、Blueskyのサードパーティ・クライアントもウェブアプリ化しました。

ウェブアプリ化してDockに置くとDockに置くアプリの数がどんどん増えてひとつずつが小さく見づらくなっていくのでその辺の整理整頓は必要になってくるかもしれません。とりあえずウェブアプリではない普通のアプリはなるべくDockではなくLaunchpadから開くようにしてDockから削除するなど、整理整頓は工夫しました。

ウェブアプリ化に向いてるもの、向いてないもの

しばらく使ってみた感想としては、ウェブアプリとブラウザのタブをいくつも並べておくのと、そんなに違う?という点。少なくともブラウザのタブより表示が大きいので見つけやすい。それとウェブアプリというスタンドアローンの利点としては他のアプリと並べて表示が出来る、しやすいという点が便利ですね。

Instagram

それと私はMacにいいスピーカーを繋いでますし、TVの大画面をメインディスプレイにしているので、Instagramは確実に楽しさ倍増しました。Instagramでは音楽系のアカウントを中心にフォローしているので新しい音源やライブ映像などがリール動画やストーリーズでシェアされています。iPhoneの小さな画面で観るより、大きな画面で観て、ハイスペックなスピーカーで鳴らす方が絶対的に楽しいです。

YouTube

YouTubeに関しては慣れの問題かもしれませんがレイアウトが見づらくなった気がしました。フルスクリーンモードにしたり、元に戻したりの動作もChromeのタブのひとつとして開いててChromeのウインドウではそんなに面倒に感じなかったものが、ウェブアプリだとクリックしにくい体感があります。そもそもiPhoneからTVにCastして(飛ばして)観ることの方が多いので、ウェブアプリ化は不要だったかもと思っています。

Pinterest

これも、そんなに毎日じっくり見るものでもないのでわざわざウェブアプリ化しなくてもよかったかなーと思いつつ、ウェブアプリ化で便利になった体感もないけど不便になったとも感じてないというのが正直な感想です。

Bluesky

これはiOS用のアプリをMacにダウンロードして使っていたのですが、ウェブ版の方が見やすいのでウェブアプリ化してよかったと思います。レイアウトもiOSアプリ版を大きくしたようなレイアウトになるのでとても使いやすいですね。

TOKIMEKI Bluesky

Blueskyのサードパーティ・クライアントはたくさんリリースされていて、いくつか使ってみていますが、使っている全部をウェブアプリ化するとDockが大変なことになるのでTOKIMEKIだけウェブアプリ化してみました。結果として使う頻度が上がりました。レイアウトが見やすくなりました。

他にもOS Sonomaの新機能は様々ありますが、私が便利に使っているのはこのふたつです。Mac OSのアップデートあるあるのBluetoothが繋がりにくい問題が、私は発生したので心配な方は.1で修正されるまで待ってからのアップデートがいいかもしれませんが、今回のOSの新機能はなかなか使い勝手がいいです。気になる方は運を天に任せてアップデートしてみてください。