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#買ってよかったもの2022 その7 (AirPlay)

今更AirMac ExpressでAirPlay


「Apple信者ならAirMac Express持ってるよね?ないならメルカリで2000円で買おう」と言って回りたい。AirMac Expressを増設すると家のあちこちにAirPlayスピーカー(AirPlayレシーバー)が作れるんです。それを使えばネットワーク再生ができるようになります。

AirMac Expressを中継器に

私は長年のApple信者で、インターネット接続もApple製品じゃないとヤだ!とWi-Fi構築にはAirMac Time Capsuleを使ってきたのですが、何度かの引越しを経てTime Capsule 1台だけだとWi-Fiが届きにくいスポットも出てきて、どうしようかと思っていたところにAirMacシリーズの生産終了というピンチに陥り、更に途方に暮れていました。


AirMac Time Capsule

Linksysという、AirMacの後継機種的なものもAppleのオンラインストアで紹介されているものの、まだまだ現役で使えているTime Capsuleを主役にしたネットワーク構築を考えると「まだ君の出番じゃない」という感がある。



そして最近のトレンドとなっているメッシュネットワークの記事を読んでいるうちに「繋がりにくいスポットには中継器を」という提案をヒントに、Time Capsuleを中心にAirMac Expressを中継器として増設するネットワーク構築を考え始めた。その時点で我が家にはAirMac Expressが1台余っていた。


AirMac Expressの人気再燃


生産終了したAirMac Expressはメルカリなどのフリマアプリではちょっとした人気商品になっている。というのも、AirMac Express(ExtremeじゃなくExpressだけ)はAirTunesという、スピーカーと3.5mmケーブル(光デジタルケーブルも対応している)で繋いで音楽転送してAirPlayスピーカーにする技術が搭載さている。それがSpotify ConnectやAlexa Castなどでネットワーク再生に馴染みが出てきた層が改めて使ってみようと考えるようになったからだ。2004年に誕生したAirPlayという、どこよりも早かったAppleの技術革新に社会がやっと追いついてきたという図式である。

BelkinからAirPlayが使えるようになるアダプタ(レシーバー)も出ているけど高い。

AirPlay2に対応しているのはAirMac Express(第二世代)以降なので要注意

メルカリなどのフリマアプリで探す際、注意しないといけないのは、AirPlay 2に対応しているのはいくつか出ているAirMac Expressでも、第二世代以降であり、AirMac Extremeはどの世代も対応していないというところ。


いちばん下の第二世代のみ対応


AirMac Expressをどう使う?

手始めにリビングに置いてあるTime CapsuleのWi-Fiを拡張する形で家にあったAirMac Expressを設定し、同じ階の端っこ(と言っても本体から数メートルだけど)に置いてみたらサクサク繋がる。じゃあベッドルームに置いてみようと階上のベッドルームに置いてみたら今まで繋がりにくかったWi-Fiが見違えるほど快適に繋がるようになった。そこにWi-FiがついてないJBLの安いスピーカーを3.5mmケーブルで繋いだらiPhoneからAirPlayで繋いでApple Musicも聴けるようになった。なんなんだこの快適さは。どうして私は今までこれを使わずに放って置いたんだと自分の愚行を反省した。


AirMac増量AirPlay化してネットワーク再生

それから私の家庭内インターネット増強計画が始まった。インターネット増強計画(我が家のスピーカーをAirPlay化計画)だったので日常的に使用しているスピーカーの数だけAirMac Expressが必要だ。そこで毎日のようにメルカリ内を徘徊し、AirMac Expressを安く出している出品者を探した。結局AirMac Expressを2台買い増しした。


設定時にスピーカーの名前を入れられる。後で変更も可

手持ちのスピーカーを常時接続しておくのを2台、そして繋ぎ変えて使いたいAirMac Expressが1台の合計3台の中継器兼AirPlayレシーバーが我が家に増殖した。


現在はSONYとMarshallのスピーカー名で表示されているAirMac

据え置き型で家の中を持ち歩かないMarshallのStanmoreやSONYのLSPX-S2は名前を入れてわかりやすく、残りの1台はスピーカーをその時の気分で繋ぎかえるから名前入れずにAirMac Exと表示されるように設定してる。Stanmore II Voice With AlexaはWi-Fi接続機能はついているけどSpotify ConnctAlexa Castしか使えない。AirPlayには対応していないので、AirMac Expressから光デジタル・ケーブルで真空管アンプに繋ぎ、アンプからStanmore IIの3.5mmポートに繋いでAirPlayも使えるようにした。接続した際のビットレートは44.1kHzだったけど。


Stanmore II Voice With Alexa


AirPlay で再生中

総合評価

192kHzまで出ないのは不満が残る点ではあるが、AirPlay 2になってマルチルーム再生(複数のスピーカーでの同時再生)にも対応したし、なにより家庭内のインターネットが、どこに居てもサクサク繋がるようになったのがなにより快適で、快適性と一緒にWi-Fiが繋がってないスピーカーにもWi-Fi接続してネットワーク再生出来るようになったという一挙両得感は大きい。

AirMac Extremeもあって損はない


更にAirPlayは繋がらないけどNASが繋げられるAirMac Extremeもメルカリで中古品を安く買い足して、2階に中継器のひとつとして増設、手持ちのHDDを繋いでネットワークHDDに音源のバックアップファイルをしまったり出来るようになってまた格段に快適性が上がった。

AirMacは生産終了した古い製品とはいえ、元々のスペックが高いので「Wi-Fi 6には対応していない」以外の欠点が見受けられないし、むしろWi-Fi 6に対応したデバイスがまだ少ない、少なくとも我が家にはない現状、むしろ困ることは全くない。だけど生産終了した古い製品という理由で、状態のいいものでも販売当時よりずっと安く買える。今年メルカリで買い増ししたAirMacどもはAirMac Express 2台とAirMac Extreme 1台なのだけど、全部合わせても1万円以下で入手できた。

AirMacユーティリティではこう表示される

Linksysで新しいルーターを1-2台買い替えるとしたらもっとかかっているので随分安く上がった。この先しばらくはこの体制でいいと思っている。AirMac Time Capsuleが壊れるまでは。


今日の1曲



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