見出し画像

それって本当に口内炎?

 今週はいずみ中山歯科の玄関口に掲示している歯の豆知識をご紹介します。

 「それって本当に口内炎?」。通常、口内炎は1~2週間で自然治癒します。しかし、口内炎だと思っていたできものがなかなか治らない場合、それは口内炎ではなく口腔内粘膜にできる別の病気の可能性もあります。
口腔内の粘膜には口内炎のほかに次のような病気などができることがあります。
 まずは扁平(へんぺい)苔癬(たいせん)。白い網目模様に見えて痛みや違和感をともないます。40代以上の女性に多く見られ、ウイルスや細菌の感染、ストレスなどが原因と言われています。
 次に口腔内カンジダ症。ストレスなどにより免疫力や体力が低下した際に、お口の中のカビが活発になり感染することがあります。舌や頬などの粘膜に白い苔のようなものが付着するのが特徴です。
 最後に白板症。粘膜の一部が白く病変し拭っても取れません。扁平苔癬とは逆に男性に多く見られ、女性より約2倍発症しやすいと言われているそうです。まれにではありますが、ガン化する可能性があるそうなので放置せずに早期治療を行うようにしてください。
 このような病気になるのには当然原因があります。堅いお煎餅を食べると粘膜が傷つくこともあります。また、アルコールやタバコの刺激も原因の一つになります。このような原因の積み重ねでお口の中が弱っていると病気の引き金になることがあるのでご注意ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?