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集団を動かす推しに学ぶ

この記事は推しYouTuberの「おるたなchannel」について語るマガジンの一部です。
もしご関心がありましたら、ほかの記事もご覧いただけると嬉しいです。


前回は「ないとーさんって実は長期的なプロジェクト(?)を結構やってるよね」って話を書きました。

今回は人を動かすリーダーとしてのないとーさんについてを中心に書きたいと思います。


本題に入る前に

リーダーとしてのないとーさんを考えるとき、「おるたな」「レイワ荘」「URIBOプロジェクト」の3つが思い浮かぶのですが、おるたなに関してはチームマネジメントを担っているのが主に相方の渋谷ジャパンさんのほうだと思うので、いったんここは省いて考えたいと思います。

ただ、私はレイワ荘もURIBOプロジェクトも細かく追えているわけではありません。
というか、ないとーさんの個人活動を追うのって結構エネルギーが要ると思うのです。
HSS型HSPを自認するないとーさんの活動を追うということは、その繊細さでキャッチしたことを受け止め、細かく切られる急ハンドルについていくことでもあるからです。
これを全部追おうとしたらパンクしてしまう、というのが私個人として正直に思うところです。

いったんちょっと整理しておきますが、ないとーさんが今動かしているメディアってたぶんこんな感じ。

いや、多いな。
(おるたな公式のTikTok、LINE等のアカウントもあるのですが、ここでは割愛します。かつてはnoteやLINEブログもやってましたね。いや、多いわ。)

TwitterやInstagramのようなザ・SNSは置いておいて、ないとーさん個人の活動や考えの変遷がわかるものとして、その濃さ・タイムリーさ・本音度は

voicy > ないとーvlog > おるたなchannel

……の順になるということはどこかでないとーさん自身も明言されていたと思うのですが、言い換えれば左に行くほど追うのにスタミナが要るということにもなると思います。
ないとーさんのバイオリズム(そして自分自身の調子)にもよりますが、そういうわけで私はないとーvlogとvoicyは全部追えているわけではありません。

なので、今から書くことはかなり憶測みたいなところもあることはご了承ください。
逆に引いて見ているから見えることもあるかも、と開き直ります。。。

ということで、ここまでが前提になります。
いや、長いな。


メンヘラ期のないとーさん

たぶん2021~22年前半ごろだったと思うんですが、ないとーさんってちょっと病んでましたよね。
いわゆる「メンヘラ期」なんてメインの「おるたなchannel」でも言われていましたが。


これより少し前ですが、FIRE(早期リタイヤ)を目指す、なんてことも言っていました。


レイワ荘(ないとーさんが運営するYouTuberシェアハウス)も、徐々にないとーさん無しでも回るようにシステムを整えようとしていた感じはあります。


レイワ荘については、自分がいなくても回るシステムを構築したい、みたいに明言していた気がするのですが、どこで言っていたのか忘れてしまいました・・・


人を育てるないとーさん

レイワ荘はオーディションで新しい住人を加入させるタイミングを区切りにして、第0~3期の4つの期間に大きく分かれます。(2023年9月現在)

以下に、簡単に各期の出来事をまとめます。
(※各期のリンクからYouTube再生リストに飛べます)

  • 0期(2019年4月~2020年2月)
    ないとーさんがビルを契約し、リフォーム。
    大学の後輩等、身近な人を入居させる(ヤザキングオックンPさん)。

  • 1期(2020年2月~2021年9月)
    オーディション第1期生となる、ひいこけんとぅー、ユウミンが加入。
    登録者数プラス1万人企画。(詳しくはリンク先の動画を参照)
    ユウミンはほかの道をみつけて脱退、Pさんは卒業。

  • 2期(2021年9月~2023年4月)
    オーディションで2期生のアイリちんともが加入。
    ちんともちゃんはYouTuberとしてではなくレイワ荘担当(主にレイワ荘の動画を作成する)としての参加。
    ひいこ、脱退。
    2022年5月ごろから、ないとーさんの実弟のともきくんがレイワ荘担当として参加。(ただし住み込みではなく通い)

  • 3期(2023年4月~)
    オーディションで3期生のまにまにのの、こたが加入。
    こたくんはともくんと同様に通いでのレイワ荘担当という位置づけ。
    (こたくんはおるたなのメインチャンネルもちょくちょく手伝っているようです)
    ヤザキングとアイリ、脱退。
    追加オーディションが実施され、おのっちたかぴろが加入。


前述したないとーさんメンヘラ期と重なっていたのは主に2期で、この時にプチ炎上騒ぎがあったり、一番いろいろあった(というか一部の視聴者の目が厳しかった)時期だな~という印象です。

この時に思ったのが、明確な目標に向けて人を動かすには人選をめちゃくちゃガッチリやるか、コミュニケーションを密にとるかの2択になるのかな、と。
レイワ荘は後者にならざるを得ないシステムだと思います。
(そんなことを考えたのはチームおるたなとの対比で、チームおるたなはどっちかというと前者かなと。このへんについては思うこともあるので、また別の機会にでも)

このプチ炎上、ないとーさんを始めレイワ荘担当、住民たちによってなんとか乗り切った感がありますが、振り返って見ると「システムを整える」もしくは「システムを動かす(軌道に乗せる)」にもすごく手間がかかるんだな、と思った出来事でした。
(視聴者の質問に答える生配信で、渋谷ジャパンさんから生電話がかかってくるという伝説的なシーンがあったのですが、現在は非公開になっているようです)

このへんの手間をかける部分については、ないとーさんが実弟のともくんをレイワ荘担当として投入することで、自分(+ちんともちゃん)だけでは回らない部分が、最近はちゃんと補われている印象があります。
こたくんを非住民のレイワ荘担当として加入させたのもそういう理由があるのかも知れません。
(住民のリーダー的な位置にいたオックンも卒業しちゃったし、その後はメンバーを引っ張っているように見えたヤザキさんもやめてしまいましたからね・・・)

こういう力を入れるところは入れて、人に任せられるところは信頼できる人に任せて、というやり方をすることで、何となくですが、ないとーさん自身が安定してきたようにも見えます。
(あくまでファンの目に見える範囲では、ってことですが)
(3期メンバーのこたくんを「おるたなchannel」のお手伝いでちょくちょく呼んでるのも、そんな背景があるのかも知れません。知らんけど。)


人を動かすないとーさん

NFTプロジェクト「URIBO」で、ないとーさんはたくさんの人を巻き込んでプロジェクトを成功させました。

これがどういうものだったかは、私は正直ぜんぜんわかっていないので(ファン仲間にいろいろ教えてもらいながらやっとこさ購入できたという体たらく)、マーケターとしてプロジェクトに参加しているなりタイ園長さんのブログをご覧ください。

で、今回の記事で一番注目したいところとしては以下の一文です。

冒頭で最強メンバーと書きましたが、本当につよつよなメンバーがそろっています。

【まとめ】YouTuberないとーさんのNFTプロジェクト「URIBO」を徹底解説!
―なりタイ園長のNFT日記

そう、ないとーさんはこのプロジェクトを成功させるために、「つよつよなメンバー」を揃えてきたわけです。

これはないとーさんがNFTプロジェクトのファウンダーとしてはほぼ初めての経験だったこともあるでしょう。
だからレイワ荘とはまた別の「人の動かし方」をしているな、という印象を持ったのですが、そんな「つよつよなメンバー」を揃えながらも、決して手は抜かなかったないとーさん。

以下はないとーさんのNFT用のTwitterアカウントですが、発売一ケ月前からほぼ毎日、Twitterスペース上で対談をしていたのです。

・・・やばすぎる。

ないとーさんに限らず、おるたなのお二人って横のつながりがやや希薄な印象があったのです。
これについては何かの動画でオックンが「二匹狼」という言い方をしていますが、ものすごく伸びた時期までとその後しばらくはほんとうに、「二人ぼっち」感がすごかったわけです。

それがこれですよ。

これに至るには、レイワ荘のオーナーとしての経験がものすごく活かされているんじゃないかな、などと思った次第です。

7110体売り切ってプロジェクトは終わりというわけではなくて、今後もゆるやかに続いていくというお話を、ないとーさんはどこかでされていましたね。
そういう緩急の付け方、力を入れる場所とそうでない場所の見極めがついたということなのかも。

とは言え、やっぱり人を動かすには決して楽はできないんだな、と思いながら見ていました。

そして、力を入れる期間は集中的で短期的だけど、その後ゆっくりじっくり長期的に育てていくのが、ないとーさんの持ち味なのかもしれませんね。

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