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島根の観光について考えてみた

おはようございます。
今日の出雲は先日の冬なのに暖かい22度とは打って変わり、朝から雪が降り
子供達は大喜びの日曜日の朝です。
とっても寒いので子供達と一日ゆっくり過ごそうと思います。

さて、先日は島根大学にて観光シンポジウムが開催され、私はパネラーとして参加させていただきました。
そして、なんとなんと完全に勘違いしており、パネラーとしてパネルディスカッションだから資料は不要と思っていたのですが、出発30分前にあ!と気づき、猛ダッシュで資料を作りなんとかかんとか間に合ったという、いつもの私のおっちょこちょい全開で参加させてもらいました。。

そして私自身も出雲大社周辺で出雲ぜんざいや珈琲店などをけいえいしていることもあり、2024年からは更に出雲大社周辺に注力して出店を予定しているため、今後の観光の動向、課題に関して色々と学ばせていただきました。


先日パネラーでお話したところ

その中でも資料を作るにあたり、出雲で観光業に携わる私が考える課題とそれに対しての解決策も自分なりに考えてみたので、ご紹介したいと思います。これを見ていただいてご意見などいただけると嬉しいです。
【出雲における観光課題と解決策】
①観光資源があるにも関わらず海外へのPR不足
出雲は出雲大社やその周辺には豊かな自然、神社、神話、食など沢山の観光資源があります。
ただ、都会地のような国際線が沢山降り立つわけではないので、東京、大阪、名古屋から乗り継いでわざわざ来ていただく必要があります。
島根に限らず、他の地方都市も同じような課題があると思いますが、島根根には新幹線が通っていないため、アクセスが非常に悪いです。
ただ、日本を何度も訪れている外国人にとっては、魅力あるスポットだと思うので、是非魅力をしっかりと発信し、アクセスが悪くても行きたい場所としてPRしていければ、海外の人にも選んでもらえる観光スポットになる得ると思っています。
<解決案>
先ずは選んでもらえるよう、日本に行こうと思った外国人が検索した時に情報を届けるため、観光系のHPは英語、中国語、台湾語、フランス語などで翻訳し検索に引っかかるようにする必要があると思います。
その次に、各エリアごとに観光をめぐるモデルプランを作り、紹介するなど
日本に来る外国人の検索にひっかかるようにしておくことが大切かなと思います。

②観光スポットが点在しており、線でつながっていない
これは島根は交通の便が悪く、電車はバスは一時間に1本程度と都会地に比べると待ち時間が長いです。
なので、レンタカーを借りて周れる人は良いのですが、そうでない人にとっては時間が限られる観光ではそのあたりがネックになってきます。
解決案
便数を増やすことが出来れば解決するのですが、いかんせん、ここ関しては各会社で雇用をし、利益を出していく企業としてやっている以上、なかなかむつかしいのかなと。
せめて繁忙期の10月、11月は通常より便数を2倍に増やすなどし対応していただけるとありがたいなと思います。

③体験型観光プランが少ない
特に出雲で観光体験をしようと思うと、うちがやっている和菓子作り体験と出雲大社周辺の着物の着付けで街歩き体験位しか出てこないのが現状。

海外の方にも人気の和菓子作り体験


そして、出雲市駅周辺でバスや電車の出発を待つ人は1時間程度時間を潰すのにスマホをいじりながら駅で待っている人が多くみかけます。
これは、街歩きを楽しみたいと思うような場所が周辺に少ないため、この周辺に街歩きを楽しめるプランや体験プランを作れればと思っています。
また来年2月にもノマド出雲で観光系ワークショップがあるので、そこで話し合いたいと思います。


④超少子高齢化による人材不足
既に出雲大社周辺でも人手不足で売り上げはあるけどお店が開けられないというお店や営業時間短縮しているお店もあると聞いています。
出雲大社神門通りにある坂根屋ぜんざい餅では、神在月の超繁忙期は時間でアルバイトさんを直ぐに雇用できるというシステムタイ三―でスポットバイトさんに来てもらい、足りない部分を埋めています。
また、現状ある業務内容を見直し、DXにより解決できることはないかを探し、人がやらなくてもシステムで自動化できるように置き換え、対応しようとしています。
例えば、今進めようとしているのが、自動予約システムと顧客管理。
予約で来店されることの多い店舗だと、予約の対応に時間がとられることも多いため、公式ラインとラインステップを組み合わせて、対応できないかと導入を検討しているところです。
人を確保するところ、人でなくても出来るシステム化この二つを掛け合わせて、更にやってくる超超人手不足の時代を乗り切ろうと画策中です。
何かこのほかにも良い案をお持ちの方は教えてください!

⑤地域に住む人の意識改革
こんな場所、何もない。
とずっとそこに住んでいる人はいう人がおられます。
ただ、私は島根で生まれ、長い間大阪で暮らし、Uターンで帰ってきたから、より外から見ると出雲にはたくさんの素晴らしいものがあると思っています。
同じものでも、観る角度や解釈の仕方を変え、住む人たちがほこりを持ってこの場所は素晴らしく、幸せに暮らしているから、それを見るためにより外から人がやってくる。
そんな素晴らしい循環が出来るのが観光
光を見る
と先日講演された島根県庁の方が仰っていました。

まさに、そこに住む人々が幸せなら、なぜそんなに幸せなのかという事を知りたい、あやかりたいと、人は勝手に寄ってくるのでしょう。
そんな今あるもの、今ある資源、今ある食の見せ方、発信の仕方をちょっと変えるだけで、更に魅力的な観光地として、アクセスは悪くても選んで頂ける場所になりえるのだと思います。

ということで、先日は色々な先生、パネラーの方のお話をお伺いし
とても勉強になりました。
と同時に、まだまだやれることが沢山ある!と思い勇気をいただきました。

日本のこれまでの稼ぎ方がモノづくりから、観光へ大きくシフトした今
幸せに稼げる街づくり、國づくりを改めて考え直し、アップデートしていく
過渡期なのではないかと思います。

自分自身も出来るだけ外を見て、沢山観光地に行き、旅行し、触れて観て
感じて、体験し、出雲の観光に活かしていければと思っています。
さて、いよいよ明後日は仙台一人旅!
お友達から教えてもらった美味しいお店や行きたい場所も決まってきたので
楽しんできたいと思います。

それでは、素敵な休日をお過ごしください。
出雲徒然日記。
今日は観光業についてでした。

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