「今時の若者は……」

 とか、「最近の若者は……」という出だしのあとは、たいてい欠点をあげてくさす内容が続くので、この出だしだけでもう若者は「またか」となるわけだが、mixiのその手のニュースに、もう大して若くもないくせにイラッときて、

「最近の若者は、年寄りと違って電車やバスの中では携帯電話を、派手な音で呼び出し音ならさずマナーモードにしてるし、うるさい大声で通話したりもほとんどしないので偉いなあ」

と、関連したボイスで書いておいたら、過疎化の著しいmixiでは意外なほど「イイネ」がついて驚いた。
 でも本当にそうだからね。
 なるべく良いところを見つけて生きていきたいものだ。

 それで思いついたのが「昔の若者は……」で、悪口を言うという遊び。

「まったく昔の若者は、裾の広がった変なズボンはいて」

「まったく昔の若者は、そこらでタバコを吸いまくりおって」

 みたいなの。
 自分の立場がよくわからなくなって、実に楽しい。
 なにこの違和感。
 なんかバカだな。

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