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暮らしと豊かさから考える地域活性化

ある日ふと、僕は休日何をしているんだろうと思い、Googleカレンダーを振り返ってみた。すると、サッカー観戦をしたり、美味しいご飯を食べに行ったり、家でくつろいでいたりと、時間や場を「消費」することしかしていないと気付いた。

消費的な性格をもつ市民

Twitterを見ていると、あるnoteの記事が目に留まり、読んでみた。静岡県の焼津市で、完全民営の図書館を作った方の記事だった。その記事の中のある言葉がとても印象的だった。

市民のスタンスとして、消費者的な市民性が染み付いてしまったこと

この言葉は、僕の暮らしを表しているようだった。誰かが作ったモノやコトを消費する。僕が日々の暮らしの中で豊かに感じることができていたのは、いわば「消費的な豊かさ」だったのだ。もちろん、それも豊かさの1つではる。しかし、豊かさとはそのような消費的な者しかないなのだろうか?日々の暮らしの中で、他に豊かに感じることができることはないのだろうか?

自分たちの場を自分たちで作る


カフェゼミに、高円寺アパートの女将をしている宮田サラさんがゲストとしてお話をしてくださった。高円寺アパートは、住人が主体となってマルシェや地域に開くイベント・店舗運営などを行っている。



普通自分たちで何かイベントを企画するとなると、「大変そう」と思う人が多いかもしれない。しかし、高円寺アパートお話を聞いていると、住人の方たちがそう感じているようには思えなかった。それは、住人の方たちが場を消費する「参加者」としてだけではなく、場を作ることや他の住人とつながること自体にも豊かさを感じることができているからだと思う。

終わりに

最近、ワーケーションという働き方が注目されている。それと比例して「地方」にも脚光が当たっているように思う。地域活性化などに関心がある僕にとって、それは嬉しいことでもある。しかし反面、ワーケーションをしている人々にとって、地方がどのような場であるのだろうか。仕事以外の時は、きれいな自然や美味しいご飯を楽しめる場。もちろんそれもあると思う。しかし、そのように地方がただ消費されるためだけの場なら、それは本当の意味で地方創生につながるとは、到底思えない。

そもそも、日々の暮らしにおける豊かさとは何なのだろうか?この問いについて考えることが、地方創生や地域活性化のヒントになるのではないかと思う。

#melcブログ #妄想紙_09

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