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スポーツについて語るのは、もう終わりにしよう。


関東サッカーリーグ 2部 で優勝しました。

今の僕は「社会人サッカー」をしているわけですが、これはJリーグと別軸で動いている場ではありません。一年に一度だけ、昇格と降格の機会があり、(JFLの動向次第ですが)今回の昇格で、翌年はディビジョン5に参入します。最速で2022年に J3の可能性があります。

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あなたの地元を、ドリブルでブイブイ言わしてた "あの人は今" サッカーを続けていますか? 僕もこれまで、数え切れないほどの「上手い」選手を見てきました。けれど、その多くがサッカー界を去りました。

そして「天才」と呼ばれるような、一握りのスペシャルな人たちでさえ、Jリーグからは溢れ出て、溢れ出て流れ着くのが、ここ関東リーグです。対戦相手には、サッカーだけで生活をしている人もいます。要するに、趣味的な要素はほどんどない、そういうレベル感だということです。

そして、Criacao Shinjuku は、昨年まで東京都リーグ(ディビション7)にいました。つまり昇格初年度、全チームが格上という状況で、明らかに相手のほうが実力(何を持って実力というかはさておき)がある、そういう試合ばかりでした。しかし僕たちは負けなかった、そして優勝しました。

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“Ideas are Cheap. Execution is Everything“ という言葉があります。「アイデア自体に価値はなく、実行が大事」という意味です。

近年、示し合わせたかのように「今のスポーツ界は〜」を主語にして、崇高な思想のもとに(例えば人間性のようなものの必要を説いて)「こうしないと強くならない」とアイデアを披露する人が、年150%増くらいしていますが、中にいる人間からすると「知ってる知ってる、ほんで?」以外の感想がありません(嫌な言い方ですが)。

なぜなら、問われているのは「それを実行できるか」であって、その問いに対して誠実に向き合っている人が、本当に少ないのです。

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Criacaoとは、本気でするスポーツこそが、自分と、組織と、社会を変化させ得ると気づき、それを「やる」と決めた、あまりにドラスティックな人間たちの集合です。

平日は朝から晩まで働いて、練習に行けるすらも(仕事次第で)直前まで分からない。日曜日は張り詰めた、灼熱の90分の戦いに身を投じ、すぐ月曜日の朝にはスーツで満員電車に乗っている。諦めても誰も責めようがない環境下において、実行し続けることに執着し、その証明としての結果も出した。特に社外のメンバーには頭が下がります。

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(平日の夜は、ギリギリまで仕事をして終わらせて、練習に来る)

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フットボールを続けて良かったと、心から思っています。結果は水物ですから、勝敗自体にコメントはありませんが、ここまでの仲間との「実行」には大きな意味があった。インターネット、紙面、居酒屋のテーブル、そんなものの上で「ただ語るだけ」では、絶対に知り得なかったスポーツが、まだまだピッチの真上には存在していました。

ひたすらに面白く、そして勝算のある旅の途中にいます。もしあなたにとって、スポーツが可能性に満ちたものであるなら、どうかグランドまで降りてきてほしい。文字通り泥にまみれることになっても、それを実行することこそが、すべてです。

僕は、仲間を探しています。






最後まで読んで頂き、ありがとうございました。