イチローの好きなところ 5つ言う("noteのはじめかた"に沿って )



「まず冒頭に『これは何か』を書こう」

これはイチローの好きなところを、僕が5つ言う話。


「箇条書きで要点や目次を作ろう」

今回の記事は、三部構成になっている。

目次
・Thank you, Ichiro.
・Thank you, Ichiro.
・Thank you, Ichiro.


「一つの記事で一つのテーマを扱おう」

これはちょっと難しかったが、テーマは「イチロー」ということにしておこう。



・・・


「長い文章は分割しよう」

イチローの好きなところ、5つ言う。

このようなタイミングで・こういうことを書く、というのも中々薄っぺらいことで、世間という読み手側の「イチロー需要」に乗っかる形になるかもしれないが、そんなことはどうでもいい。

僕はずっとイチローのことが大好きだし、僕は今 強烈に、イチローの好きなところを5つ言いたい。

そういう人のための note だと、偉い人が言っていた。


厳密には 好きなところとはいえ、彼のパーソナルな部分を僕は知らない。だから言葉とか、行動とか、周りに与えてる影響とかを挙げることになる。

彼の意図するところとは違う受け取り方をしているかもしれないが、そんなことはどうでもいい。これは「イチローの話」ではなく「僕にとってのイチローの話」だから。


構成など考えなかった。推敲もほとんどなしだ。きちんと言語化できているかはかなり怪しいし、図解なんて出てくる余地もない。

僕にできることは 出典を可能な限り明確にすること(それも全然 完璧ではない)、そして想いをそのままに、ただ書くことだけだ。


・・・


「こまめに段落をわけサブタイトルをつけよう」

サブタイトルとは、見出しのようなものだろうか。だとすればこの場合、列記する「イチローの好きなところ」がそのままサブタイトルになる。



1. 自分の野球を言葉で表現できる

イチローの使う言葉の素晴らしさは 既にご存知のことと思う。奇を衒(てら)わずに、常に最適な表現で、それでいて独特に魅力的な表現をする。

これは「野球の技術」のように非常に専門的で、ミクロな話題に関しても同じだ。印象に残っているのは、彼が盗塁を成功させるためのコツを聞かれたときの話で、細かくは覚えていないが おおよそ以下のように答えていた。

「セオリー通りに 進むべき二塁への距離を縮めるために 一塁ベースから離れていると、牽制球を警戒しながらスタートを切ることになる。そうではなく、遠くなってしまうが あえて今いる一塁側に寄っておけば、走ることに集中できる」

多分、報道ステーションのスポーツコーナーだった気がする。栗山さんか稲葉さんかがその場にいたような気もするし、いなかったような気もする(違ったらすいません)。

これを聞いたときに、僕は普段 滅多に盗塁しないんだけど、何となく含蓄のある言葉だなあと感じたことを覚えていて、実際にメモしていた("イチロー"でEvernoteを検索したら出てきた)。

現状の立場を守りながら、次へのアクションを目論んでいるときに、中途半端でどっちつかずになった経験はあるだろう。そういうとき「振り返らずに進め」だけが正解ではなくて、今の自分が脅かされなようなところにまず立って、そういうところの心配をなくして、進むべき方向にだけ集中できる環境を作る。

何事を考える上でも汎用性の高いフレームではないだろうか。

そして、口先だけの理論とか自己啓発と決定的に違うところは、彼がこうして実践して、結果を残しているというところだ。

※盗塁の動画あります



2. 『人と比較せず 自分の中で少し頑張る』

「人の2倍とか3倍頑張ることってできないよね。みんなも頑張っているからわかると思うんだけど。頑張るとしたら自分の限界……自分の限界って自分で分かるよね。その時に自分の中でもう少しだけ頑張ってみる。ということを重ねていってほしいな、というふうに思います。(中略)人との比較ではなくて、自分の中でちょっとだけ頑張った。そのことを続けていくと、将来、思ってもいなかった自分になっている。と僕は思うし、実際、僕だってメジャーリーガーになれると思っていなかったし、アメリカで3000本打てるなんてことは全く想像が当時できなかった」


イチローがこう言ってくれているというのは、何とも頼もしい。彼にだって、人の何倍も努力することはできなかったのだ。

天才でもなく、そして天才的な量の努力をしてきたわけでもない。ただ『人と比較せず 自分の中で少し頑張る』。そのことの重要性と、そしてその先にあるゴールを、彼は十分過ぎるほどの形で示してくれている。



3. とんでもなく愛されている

「あの独特の雰囲気を漂わせる打席が一つでも多く、一年でも長く見られることを、一人のファンとして心から願っています。」

メジャーで3000本打ったときのNumber臨時増刊号で、巻頭メッセージに王貞治が寄せた言葉だ。

国民栄誉賞、文化功労賞、WBC日本代表監督、通算本塁打世界記録 etc...その王貞治を ただの『一人のファン』にしてしまうイチローすげえ。


この号とはまた別に、この4月25日に発売されたNumber951号は奇しくも、イチローのマリナーズ復帰を特集したものだが、『イチローはシアトルの誇りである。』という見出しのページに、現地メディアの証言が並んでいた。

「彼はシアトルにアイデンティティをもたらしてくれた。シアトルはこの国の辺境にあって、忘れ去られたり軽んじられることがある。でもイチローがこの街で成し遂げたことは全米の注目を集めた。彼はシアトルの誇り。もしあなたがイチローの活躍を見ながらシアトルで育った少年なら、大人になった今、イチローの偉大なストーリーを新しい世代に伝えたいと思うはずよ」

スポーツって、やっぱり最高だなあと思った(小並感)



あと メジャーの実況席の人たちにも、多分めっちゃ愛されていたと思う。イチローのレーザービームがちょっと炸裂するたび、実況が

「OHHHH!!!!いいいいいイイイイイイイtッッッチィロろーーーーオオオウウ○%×$☆♭#▲!※ビュユううディfoooーオロgrrげええラアfくぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!!!」

って叫んでた。



4. 自分に対して、いつも客観的でいる

日米通算4257安打の会見で。

——9回1死三塁でスタントンが三ゴロ。5打席目は回ってこないかなと言う中で、我々は引きの強さと感じたが、ご自身では?

「それは言うまでもないでしょ。それは僕が持っていないはずがないですから。あそこでダブルプレーはないと信じてました」


では「持っている」とは何か。同じくNumber951号から。

「持っているというのは、結果を出すことだけじゃない。自分ではコントロールできないことが、なぜかそこに現れるということです。(中略)あとから思えば『できすぎている』ということは僕には多い気がします。それがどうしてなのかは分からない。でもその時々で、できることすべてやっているつもりです。」


自分が「持っている」ことは認めた上で、そこで巡って来た場面で結果を出せるかどうかは また別の話だということ。そして、そいういうときのために『できることすべてをやっている』と。

打席が回ってくるのは「持っている」から。ただ その打席でヒットが打てるのは、そして 日米通算4257本のヒットが打てたのは「やってきた」から。そういう風にも解釈できるのかなと、個人的に思った。

これは運(持っている)、これは実力(やってきたこと)ということを、彼はよく区別しているように見える。だからこそ、考えるべき部分がシャープになるのだろう。


そしてそのヒットに対しても、自分の基準をしっかりと持っている。

「ヒットが出ているからといって状態がいいというわけでもないし、ヒットが出ていないから悪いというわけでもない」

出典不明、何かの雑誌だった気がする。

ヒットが出た/出ないは現象だ。そういう結果から離れて、自分とか、野球の本質に向き合い続けることの必要性を改めて教えてくれる。



5. それでも興奮したり、時には泣いたりする

2009年のWBC二連覇を達成した直後

ーーこのドジャー・スタジアムを一周した想いはいかがでした?

「気持ち良かったですねぇ〜。もう、ほぼイキかけました、ハイ、すんません」


夕方、このインタビューが流れたときに、一瞬はイチローの深い言葉の意味を探ろうとしたが、これは深くも何ともなかった(多分)。我が家の空気は無事、意味不明なものになった。



メジャー史上30人目の3000本安打を達成したとき、彼はサングラスをかけたまま、こっそり涙を流していた。



6. WBC決勝10回表の最終打席、タイムリーを打ってくれる




・・・


「1500字を超えたら、記事の分割を検討しよう」

多分超えている。『なにより超長文は執筆中に、挫折しやすくなります』とある。でも今回は挫折しなかった。さすがイチロー。

5つのつもりが、6つになってしまった。だけどそんなことは 知ったこっちゃない。これは僕のブログだ。


「文末にもまとめを作ろう」

事実上の引退という見方が正しいのか、そもそも「事実上」という言葉の意味もよく分からないし「引退」とは何なのかも、特に彼にとってのそれは、外側の人間によって紋切り型に決められるようなものでもないだろう。

「お疲れ様でした」でもないし、こういう なんと言っていいか分からないときには、思い切って感謝を伝えよう。

まとめ
・Thank you, Ichiro.


「公開前に音読しよう」

イチローという言葉を使い過ぎている気がした。まあいいだろう。






「愛や興味をそそぎこもう」

ありがとう、イチロー






この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

僕も好きです。
71

井筒陸也

敗北のスポーツ学

スポーツとその周辺について。
1つのマガジンに含まれています

コメント1件

メジャーリーガーの素敵な記事を読んだら書いている人がJリーガーだった。頑張ってください!!
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。