もう一社かなり独自サービスを展開しているみんな電力さんを取り上げたいと思います。
http://minden.co.jp/

みんな電力は、「顔の見える電力」という独自のコンセプトで、環境価値など価格以外の付加価値を重視しているようです。

では、発電戦略。
太陽光や風力などの再エネに力は入れているものの、それでは足りないと思うので、新規参入組らしく常時BUと卸電力市場調達がメインだと思われます。
ただ、安い電源を探すというよりは、顔の見える発電所、環境価値のある発電所を重視した発電戦略ですね。

次に送配電戦略。
ここは通常どおり系統を利用した電力提供で他の会社と同じ。

最後に小売戦略。
ここがかなり独自でストーリーを、重視していると思われます。

例えば、学校の卒業生に、学校で発電された電気を提供したり
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO37223290R01C18A1FFR000

RE100を目指す企業向けに電気を提供したり
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO33048960X10C18A7000000

再エネの地産地消を進めたり
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO34113280T10C18A8L61000

ブロックチェーンを使って環境価値を流通させたり
http://minden.co.jp/archives/2435

などなど、独自ニーズをもつターゲットに絞ることで価格競争を回避しようとしているのかもしれません。

電力コモディティと言われ価格競争に陥りやすい中で、

地産地消

環境価値

は付加価値の二大キーワードになるので是非意識しながら新聞記事を読むことをお勧めします！