見出し画像

【勝手に電力制度分析】2018.12.26 次世代電力ネットワーク小委員会⑪

電力にとって制度動向は大きなインパクトがあるため、独断と偏見で興味のある委員会の興味のあるトピックだけになりますが定期的に取り上げてコメントしていきたいと思います。
(解説ではなくあくまで個人の意見と捉えていただき、今後読者の方の参考になれば幸いです。)

それでは、昨年12月26日に開催された委員会について。

日本版コネクト&マネージについては、送配電線の空き容量不足から端を発した課題だが、2022年度にはまずはN-1電制の本格適用がスケジュールに載った意義は大きいと思う。

http://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saisei_kano/pdf/011_02_00.pdf

ただ、システム開発等の期間が長いので、それまで接続できず事業を諦める事業者もいるはずでその機会損失は、、なんとも。

個人的には、FIT特例制度による再エネ予測誤差を補う三次調整力②の扱いは今後も注視したいところ。

http://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saisei_kano/pdf/011_03_00.pdf

現在予測値は前々日に提供するため、かなりの誤差は回避できないのに加え、今後FIT送配電買取の再エネがまだまだ増えるので予測誤差は増えてしまう。

今後、必要な調整力は増える方向だが、実稼働しなかった場合には、固定費相当が無駄になるので適切な値算出は難しそう。
たださすがに停電を起こすわけにはいかないため、最初は安全サイドに倒し、徐々に適正化していくのでは?と個人的には思ってます!

あと下記リンクのP94の資料
http://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/saisei_kano/pdf/011_04_00.pdf

で、下位系統は上位系統からオフグリッド化して、下位系統で周波数調整の案も検討提起しているのはかなりチャレンジだなあと感じるとともに、個人的にものすごく関わりたいドメインなので前向きな制度設計をされることを期待してます!

今回はまとまりのない文章になってしまいましたが、次回以降は徐々に改善していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

電力関連を中心にほぼ毎日気づきを書いてます!少しでもお時間があれば立ち寄ってご一読いただけると嬉しいです!