勝手に電力ビジネス分析⑥(JXTG→東京電力)

個別企業の電力ビジネス分析第2弾は、JXTGです。JXTGはエネゴリ君でおなじみの超メガ石油系会社です。ただ今回は電力ビジネスに特化してコメントしたいと思います。

今回は統合レポートを参考にしました。
https://www.hd.jxtg-group.co.jp/ir/library/annual/

では発電戦略。
ここは石油、ガス火力の自社発電がメインだと思われます。東京ガスのスタンスに近く自社の原料をどう電力で拡販していくかがメインの戦略になります。
ただ、石油企業は逆説的ですが、いち早く環境への配慮もしており、再エネにも合わせて力を入れている状況。
とはいっても、石油、金属のボリュームが大きすぎて、電力事業に対する情報が少なくあまりコメントできないのが現状です。

次に送配電戦略。
ここも通常どおり、系統を利用した電力をメインに販売してます。
ただ、個人的に水素ステーションやFCVや水素のエネファームみたいなものが遠い将来盛り上がれば、需要家に直接電気を供給する「送配電コスト0円戦略」も出てくるかもしれません。

最後に、小売戦略。
東電エリアの方は、2016年当時ものすごい量のENEOSでんきのCMをご覧になったかと思います。低圧については、CMで大々的にマス広告を使っていたのが記憶に新しいとは思いますが、高圧をはじめ基本は石油などで獲得した販売チャネルを利用していると思います。
あとガスとのバンドルも手がけているようです。

個人的には実は電力+ガス+ガソリンのバンドルをもっと大々的にやれるスキームがあればもっと広がるのではとも感じました。SSはガソリン収入減少で困っているので、ガソリンスタンドに急速充電器を設置し、その電気を供給するなど。

すみません。なかなか文章力と知識のなさからJXTGさんの面白味がなかなか伝えられませんでした。

少し消化不良でもあるので、追加トピックで東京電力も記載したいと思います。

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