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「マンガらしい絵」が好きだ!

おはようございます、ko.da.ma.naです!
今日のお話、「マンガらしい絵」とは何か?私は「デフォルメされた絵」だと思っています。ここで言う「マンガらしい」は私の考えです。

「マンガらしい絵」とは「デフォルメされた絵」

というのも、絵に人間を描き起こす時には、現実的なキャラクターを描く事は難しいですよね。デッサンや似顔絵、人物画を描いている人は解るでしょう。「マンガ」は物語を魅せるもの、「キャラクター」に感情移入させるもの、「空気や時間」を伝えるもの、なので、ワンカットごとに、追求しすぎると、1作品を完成させるのに膨大な時間が掛かります。


なので、あの「田河水泡」先生も、「手塚治虫」先生も、「石ノ森章太郎」先生も、「藤子不二雄」先生も、「長谷川町子」先生もやってきた事が、「デフォルメ」なんですね。

デフォルメ(フランス語: déformer)、デフォルマシオン(フランス語: déformation)とは、絵画や彫刻などで、対象を変形・歪曲して表現すること。

ウィキペディアより引用


「バランスの崩れた絵」の事ではなく、意図して変形させた表現方法です。本来は「変形する」という意味で、日本では誇張するという意味で用いられるようになってきました。
・3頭身、4頭身のような全身バランス
・手のひら、足先などが、図形のように簡略化
・頭部を大きく表現
など、絵画上で、「キャラクターの造形」を「デフォルメ」することこそが、「マンガらしい絵」だと思います。


「デフォルメ→カワイイやカッコいいへの変換」


なぜ漫画家は「デフォルメ」をするのか?それは「カワイイ」し、「カッコいい」から、以外の何物でもありません。現実的な風景描写やキャラクター造形ばかりなら、実写作品で構わないのです。絵にする時に「変換」された「魅力」なのです。


noteの中でも「デフォルメ」されたキャラクターでマンガを描いている方は多いですね!人間の描写や構造が解っていないと難しい部分もあるので、「デフォルメ」がうまい人は、描写力は高いと思います。


写実的な作画、デフォルメされた作画は甲乙つけがたく、どちらも高度な作画技術が求められます。その中で、「マンガにするなら」「マンガらしい絵」の「デフォルメ」が良いし、何より、好きだ!という事です。


「吉崎観音先生の作品」


その「デフォルメ」という表現の現代漫画家の第一人者はなんといっても「吉崎観音」先生だと思います。「ケロロ軍曹」はご存じの人も多いのでは?「けものフレンズ」のコンセプトデザイナーなども手掛けています。

もう20年以上前に、ヴァンパイアセイヴァーやサムライスピリッツの4コマ漫画の表紙イラストなどで大好きで、「ラムネ&40炎」や「守護神エイト」「アーケードゲーマーふぶき」など大好き好きすぎてました。


自分の漫画表現のルーツは、「ゆうきまさみ」先生と「Moo.念平」先生、「吉崎観音」先生があり、「デフォルメ」という部分では大きく、トレスや模写、デザインの参考にさせてもらってます!

マイバイブル、最高の参考書!「Mine bluE」


「ケロロ軍曹」のようなデフォルメ、「けものフレンズ」のようなマスコット的なデフォルメ、またバイクやゲーム機のデザインを、キャラクターに落とし込む「デフォルメ」と、本当に刺激を受けました!


という事で・・・まとめると


「マンガらしい絵」とは「デフォルメされた絵」であり、「デフォルメされた絵」とは「魅力を引き出した最高の絵」なのです!

そんな吉崎先生の作品を一部紹介!!

記事内リンク:Amazonアソシエイト・プログラム使用をしています。

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