見出し画像

弾道ミサイルの計算実験

いま色々と実験しているラズベリーパイ4Bは簡単なpythonでのプログラム作成などを用途として考えている。その試験で計算したもの。


これは総重量23トンくらいの単段式弾道弾を想定している。出典により同じミサイルで細かい数値が異なるが、あくまでもプログラムの試験なので、とりあえずパラメーター設定は妥当なところを使用した。図の場合だと3368kmの高度まで上昇して2214km先に弾着するロフテッド軌道のような弾道を描く。


ところが、同じロケットブースターでも弾頭重量を1トン以上軽くし、質量費を増大し、発射角をより接線方向寄りにすると、地球を半周以上して弾着する。現実には地球を半周してくれたらどこにでもミサイルを打ち込むことが可能。プログラムの関係で図はないが、質量費をさらに増大(つまり弾頭重量をさらに小さく)すると弾頭はついに衛星軌道に乗る。

あくまでも計算してみた結果で、実際のミサイルの運行データはないのだが、弾道ミサイルは高度60km以上の高度(つまり宇宙の底)まで到達してからすぐに燃焼を終了し、速度が最大値になった時点で弾道の大半を宇宙に置いた状態で放物線を描いて弾着するようである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?