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心に残る言葉

葉室頼昭氏の本を読んでいて感動している。
医師を40年務められ、晩年を春日大社の宮司として過ごされた方で 劇的な人生を過ごされている。

葉室さんは心を打つ言葉を数々残されている。
ご存命中にお会いして直接お話を聞きたかったと思っている。

人間は、理屈でばかりものを考えていると、理屈に合わないことは存在しないとつい思ってしまう。それが人間が今まで行ってきた大きな間違いの一つでは無いでしょうか。

神道のこころ 葉室頼昭

深い言葉で、心を打ちます。全身全霊で人生に立ち向かった生き様が目に浮かぶようです。

西洋医学は病原菌によって病気が起こるから、そのばい菌を殺したらいいというものの考え方で来ていますが、ばい菌もまた生物ですから、これを殺し続けるとやがてその反動によって、人間もまた滅びることにつながります。ばい菌も含め、すべてのものと共に生きるというのが、人間の本当の姿ではないかと思います。

神道のこころ 葉室頼昭

最近の世の中の様子を予見されています。

われわれはよく目で見えないものは信じないとか、科学で証明されないものは信じないと言うけれど、永久に見ることができないものが一つある。どんなことをしても永久に見ることができないもの、それは何か。自分自身ですね。

神道のこころ 葉室頼昭

この本に出会えて良かったと心から感謝している。

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