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冷や麦

釣り友達のお店、富加町『竹仙』へ久しぶりにでかけた。
どちらも釣りが好きなのだが、『一人では行きたくない、一緒に行くなら。』
くらいの気持ちなのだが、今回は無性に行きたくなっている。

6月の第一週に一人抜け駆けして、イカ釣りに行ったのだが、さんざんの釣果で、最終的に6杯をゲットしただけだった。
6人の釣り客全部の釣果が26杯なので、船中では大きな顔をしていたが、家ではさんざんの言われ様だった。
彼の店に行くと、「抜け駆けするからだよ。」といじめられる。

このお店は味噌煮込みが美味しのだが、茹だる様な暑さで、冷たいものが欲しくなった。
「冷麦できる?」といつもは頼まないものを頼んでみた。

数杯しか釣れてない

来週、釣りに行く約束ができてその場で船の予約を入れた。

出てきた冷や麦を一口食べて驚いた。
めちゃくちゃ美味しいのだ。
「今まで食べてきた冷や麦って何だったんだろう?」顔に出ていたのだろう、彼が「美味しいやろ!」と言葉をかけてくる。

軽く芯が当たる感じで、アルデンテにちかいがもう少し上品な感じがする。彼は乾麺は使わないので、手打ちで本当に細く切ってある。この麺は茹で時間の設定が難しいと思う。
彼が言うには「一人分の冷や麦で、百回以上麺を切らなければならないので、ランチどきには勘弁してほしい」とのことだ。

彼の天ぷらが美味しいのは知っていたが、こんな冷や麦が食べられるとは思ってもいなかった。

釣りの予約ができたのと、美味しい冷や麦に出会えて幸せなひとときだった。

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