つりニュースを見ていたら、マイカが釣れている。無性に行きたくなった。

越前に電話を入れたら『福王丸』に乗船予約を取ることができた。

1年半ほど釣りを休んでいたら、状況がすっかり変わっている様子だ。

今までは、電動リールに浮きスッテを８個前後つけて、底まで落としてユルユル巻き上げる釣り方だった。

最近はメタルジグを使う様子だ。これは毎回自分の手で巻き上げることになる。のんびり座っていることはできないと思う。少し忙しくなるのかも。

きっと、リールは違うものになるだろう。全く様子がわからないので、釣り道具屋に出かけて見た。

やっぱり、非常に小型の深度計のついたリールを勧めてくれた。

閉店間際に行ったのににこやかに対応してくれて嬉しかった。

「これ使うと、ハマっちゃいますよー」と言った店員の言葉が忘れられない。

『マイカ』を狙うのだが、この『マイカ』を日本中で通用する言葉で言うと『剣先イカ』。

この『剣先イカ』を東京では『まるイカ』と呼ぶ。地方では『剣先イカ』を『ダルマイカ』、『マイカ』、『赤イカ』、『白イカ』、『ミズイカ』、『ゴトウイカ』、『メヒカリ』、『ブドウイカ』、『メトイカ』、と呼び習わしている。

佐賀県に旅行中、呼子の名物『ヤリイカ』を注文したらこの『剣先イカ』が出てきた。

東京で使われている『マイカ』は『スルメイカ』のことだ。

イカの名前は複雑でおぼえにくいが、いろいろな地域で食べられ、愛されているのだと思う。