【シェアリングエコノミー最前線】ついに0円床で日本中を旅しながら、好きな時に好きな人と好きな場所で遊ぶように仕事をする時代が到来した
0円床が拡大していく。今の時代、思いついてから実行するまでのスピード感と、発想をシェアして想像力を刺激し合える人々との関係性が大切だと実感した夜。
1|シェア床開始から6日で、床が拡大した。
こんにちは、YPNのサカキです。
5月1日からシェアリング床という新しいシェアリングエコノミープロジェクトを開始しました。
令和は平成以上に大胆に動くという目標を立てたのですが、まずは「知らない土地で1泊するには必ず費用がかかる」という常識を崩すことから始めました。
無料で寝れる床は今は沼津市にしかないけれど、もしシェアリング床が全国のあちこちで始まったら、新たな人のつながりが生まれ、地元の人と外から来る人の交流も活発になるはず。
これはもっと面白い世界が見えそうだと妄想していたら、早速「2つ目のシェアリング床が始まった」と連絡をもらいました。
2|2つ目のシェアリング床は、奈良県。
「こちらでもシェア床始めたよ。」という報告とともに、動画が送られてきたのですが、再生してみてびっくりしました。
これは、是非見てほしいです。
いちばんの驚きは、シェアリング床の「場所」
予想の上の上を越えてきましたね。これはすごい。
奈良県山添村の床は、静岡県沼津市の床とはまた一味違う体験ができそうです。
この2カ所目の床の誕生によって、ただ床をシェアするといってもやる人の個性によってかなり色が変わるし、アイディア次第でいかようにも発展の余地があるということが確認できました。
興味がある人はシェア床、やってみませんか?
わたしもあちこちの床を旅しに行きたいです。
3|ひとりでやると誰もついてこれなそうなことは、複数人でやる
今回のシェア床プロジェクトなのですが、NPO日本スモールコミュニティ協会(SCA)の人々の発想力と行動力にかなり後押しされています。
ちなみに先ほどの驚きの床シェアリングをしたのはこちらの代表です。
SCAにはそれぞれ自分でスモールコミュニティを作っている人々が集まっているので、「こんなのどう思う?」とコミュニティに投げると様々な角度の発想が飛んできます。
誰でもはじめられて身軽にゆるく繋がれることをコンセプトにしているので、自分の活動で忙しい時は、安心して気にしないでいられます。
誰かの相談や活動報告を見てこうしたら面白くなりそうだという発想が浮かんだら投げ込んでみたり、各自のやりたいことの化学反応によって新しい仕事やプロジェクトが生まれるので、オンラインのシェアオフィスのような感覚でSCAを使ったコワーキングを楽しんでいます。
新しいことをやりたかったら、新しいことに挑戦し続けている人に相談するのが話が早いです。
今の時代、大切なのは思いついてから実行するまでのスピード感と、発想をシェアして想像力を刺激し合える人々との関係性だと実感しました。
もしこれからコミュニティを立ち上げようと思っている人や、現在孤軍奮闘でコミュニティ運営をしている人、もしくはシェア床をはじめたい人がいたら、ぜひゆるく繋がって刺激し合いましょう。シェア床やSCAに興味がある人がいたらご連絡ください。
3|沼津のシェアリング床にかける思いと今後の展開
・提供したい価値はそこじゃない。その先だ。
最後に、沼津のシェアリング床がこれからしたいと思っていることを書いて終わりにしたいと思います。
シェア床の話をすると「ゆくゆくは、料金をとってゲストハウスみたいにしていったら?」というアドバイスをよくいただきます。そちらの方向に発展する戦略もありだとは思いますが、正直あまりテンションが上がらないのです。自分としてはシェア床はずっと0円でやりたいと思っています。
なぜかというと、今自分が世の中に提供したい価値とは、その地域でしか味わえないライフスタイルだからです。
・住んでいる人の楽しみ方をシェアしたい
わたしは今、縁あって今沼津に住んでいますが、引っ越してきてから1ヶ月をかけて、あちこち顔を出してわかったことがあります。
それは沼津には面白い取り組みをしている人やお店が潜んでいるということ。
そういう場所って観光雑誌を見たり、観光サイトをググってもすぐには見つからなかったりします。
平成の弊害ですね。
多くの人にフォローされたり、いいねされるものが人の目に触れやすいというメディアと検索の特性が、コアに面白い人たちとの出会いを遠ざけてしまっています。
食や景色も去ることながら、旅の醍醐味は人との出会いだというのに実にもったいない。
どうせ旅をするなら、わたしは地元で活躍している人たちの話を聞きたい。
お客さんと店の人の関係ではなくて、「お久しぶりです」と挨拶をして話をするような関係で出会いたい。
「どうやったら初めて行く地域でも、そこに住んでいる人のような楽しみ方をすることができるのか」
この課題について考え、1つの答えを見つけました。
『これって旅先に一人友達がいたら解決するのでは?』
そう、シェア床をやっているYPNのメンバーが「旅先にいる友達」の役割を担えばいいのです。
・人と繋がった方が楽しいが増幅する
シェア床はいつでも誰でも泊まれること(出かけてたらごめんね)をコンセプトにしているので、常にオープンでウェルカム体制です。
YPNの我々も人見知りで引きこもり属性だが人と繋がりたい人々なので、関わりやすい人種だと思います。
沼津に来る時は、沼津の友達の役割になります。そして、実際出会って友達になりましょう。
シェアリング床を利用しなくても、観光相談はいつでも受け付けているので気軽に連絡をください。シェア床をきっかけに新しく出会った人が楽しんでくれたらそれでOKだし、沼津の面白い場所に新しく人を紹介できたらわたしは満足します。
シェア床で無料で寝にきて、沼津のコアな場所を案内する。
地域の面白い人のところにお金と面白い人が集まる。
最高じゃないですか。
わたしが今提供したいのは、このような「その地域でないと味わえないライフスタイル」そのものです。
・今後の課題
・旅に来る人と沼津の面白い人・場所をつなぐぞ。わーい!
・シェア床は無料だぞ。わーい!
これ最高なんですが、運営費のことを考えないと持続可能なわーいではなくなってしまうので、ここは5月中にはなんとか運営システムの妙案を思いつきたいところ。
いいアイディアがある人がいたら、ご一報ください。
シャイな方は、匿名質問箱にご意見・ご要望・ご質問投げておいていただいたら、twitterでリアクションします。
面白いことをするには、エモーションとロジックの両方が必要だと思っています。
美しいエコシステムを作り上げて、シェア床プロジェクト・セーブポイント沼津プロジェクトどちらも成功させたいと考えています。
ま、とりあえずやっていこ!ということで動きながら考えます。
また、追って報告しますね。
YPN・サカキミヤコ
広大な仮想空間の中でこんにちは。サポートもらった分また実験して新しい景色を作ります。