会話をする時の4種類のモード|気づきサプリ
わたしは小さい頃、会話がとても苦手な子だった。
だって「会話とは何を目的にするものですよ」って、親も先生も教えてくれなかったから。一体、どうやって楽しめばいいのかわからなかったんだ。
そんな子だったので、会話について人一倍研究した。そして出た結論としては、わたしにとって会話には4種類の楽しみ方があるということ。
会話の楽しみポイントは人によって違うだろうから、これを読んだ人が『わたしは会話のどんな部分が楽しいと思っているのかな?』と自分なりの会話の楽しみ方について考えてもらうきっかけになったらいいなと思って書いてみる。
1、会話の4種類のモード
わたしは、会話をする時4種類のモードを使い分けて楽しむことにしている。
①同じ時空間を楽しむモード
②響きあうモード
③育てるモード
④育つモード
この4種類。
1つの会話の中で、この4種類のモードが行ったり来たりすることもある。
モードによって会話の目的が変わるので楽しみ方も変わってくる。
それでは、それぞれのモードについてちょっと解説を。
①同じ時空間を楽しむモード
これは1番頭を使わない。
(チャクラでいうと第1チャクラ>第2チャクラ>第3チャクラあたりを活用して話している。)
一緒に居られて楽しいね。
これおいしーい!ありがとーう!
今日は会えてよかったね。
なにこの景色、やばいんだけど!
あー、まったりするねえ。
サイコー!!!
などなど、共感中心の、ゆっくり同じ温泉に浸かっているようなコミュニケーション。
考えない。感じる。もうそれだけでいいモード。
1人で幸せを感じるより2人で感じた方が、
そして、みんなで感じた方が増幅しあって幸せよね〜っていう目的でする会話。
②響きあうモード
これは、ただただ思いついたことの連想ゲームのような会話。
(多分、第5チャクラ>第4チャクラ>第3チャクラあたりが活性化している。)
あなたの言ったイメージが流れ込んできたら、次の発想が生まれた!
伝える!
伝えたらあなたも何か閃いた!伝えてもらう!
そんなイメージ同士が高速通信する、テレパシーみたいな会話。
共感はそんなに重要じゃなくて、ともすれば突然話が飛んだりもするし、お互い言いたいこと言っているだけみたいに見えるけれど、あなたと話していなかったら思い浮かばなかったようなことがどんどん湧き上がってくる。
これ、うまい具合に噛み合うと全知全能モードみたいになる。今まで積み上げてきたイメージにあなたのイメージという流星がダイブしてきて、キラーンと砕け散ったり、融合したりして新しい発想が生まれる。そんなクリエイティブな時間を過ごせる。
最終的にわたしとあなたは違う感想や結果をもって会話は終わるけれど、全く問題ない。それぞれ自分の気づきをほくほく抱きかかえて、じゃあねーってサヨナラする、お互いに究極に自分勝手で良い楽しい会話。
③育てるモード
ここから先は、会話は目的じゃなくて手段になる。
会話をすることで何か結果を出したい時用のモード。
育てるモードの時は、相手2号機になったつもりで聞く。(第6チャクラ全開にして、あとは会話をスムーズに進めるためにちょっとの第3チャクラを使う以外は計算機みたいに脳で演算をしている。)
会話をしているというよりは、わりと数学の問題を解いているような快楽を楽しんでいる。
自分の主張や意見は一旦脇に置いておいて、話し相手の人が2人に分裂したみたいに、わたしがあなたと同じ考え方をできるように、どんな風に世界を受け取って世界を映し出しているのかに注目して発されるひとつひとつのパーツをものすごく注意深く手にとって眺めていく。
このモードの時は、ひとつの処理を2台のパソコンがしているような状態が望ましい。
そして、内容ではなくて構造的に相手の思考回路を理解して、相手の想像力の境界線を見つけて、その世界観を大切にしながら一歩外の世界に踏み出して一緒に問題を解決していくという楽しみ方に興じる。
④育つモード
育つモードの時は問題解決脳になる。自分が日々抱いている質問や、埋めたいピースを相手の想像力の中から引っ張り出したくて、吸収したい吸収したい見つけたい見つけたいどこだどこだどれだどれだ、と血眼になって探している。
わたしが発想できない欲しいものをもらいたくて仕方ないモード。材料をゲットできたら目的完了。申し訳ないが、相手が話していて楽しいかどうかは考える余裕がなくなる。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
人間って面白いもので、2人以上集まると会話って結構な頻度で行われるんだよね。だから、人間として生きている以上、会話の楽しみ方がわからないままでいるのはちょっと辛かったので、研究し尽くした結果、こんな楽しみ方を編み出しましたよ。という報告でした。
ふだん、なかなか「会話ってなんでするんだろう?どこを楽しいと感じているのだろう?」なんてわざわざ考えないと思うけれど、時間あったらちょっと考えてみてね。多分、このモードが違う人同士だと会話しづらかったり、どちらかが不快を感じたりするんだろうな。と最近わかってきた。
もしかしたら、あなたが苦手に思っている人はあなたとは違う会話の目的・楽しみ方をしているのかもしれないね。
というわけで、今回は会話についてでした。
著:サカキ
広大な仮想空間の中でこんにちは。サポートもらった分また実験して新しい景色を作ります。