副業という言葉にまだネガティブな響きがあり、パラレルキャリアなんて聞いたことも無かった2007年、それまで典型的な会社員であった私は、現在の活動に繋がる新たなキャリアの入り口に立つことになった。

妻が読んでいた主婦向けのファッション誌にイメージコンサルタントとして起業した女性の特集記事が。。ん？ “イメージコンサルタント” って？と読み進める内に、これって俺がやりたかったことでは！？と、ある種の衝撃に見舞われたのだ。

バブル期の終わり、決して熱心とは言えない就職活動を経て入社した会社で営業を続けてきた私。幸いなことに、大好きな服を扱うファッション業界を担当させて貰うことが出来、お客様や同僚にも恵まれ、楽しく仕事をしてきたけれど、いつもどこかで “自分らしく無い自分” を感じていたように思う。

そんな私にとって、イメージコンサルタントというそれまで全く知らなかった職業は、これまでの営業としての経験やスキルも活かしながらこれから自分が本当にやりたいこと、それそのものに見えた。もしやこれが “天職” ってやつかそうなのか！？

会社員として、主に “MUST” の中で仕事をしてきた自分が、“CAN” と “WILL” が一致する、自分が本当にやりたいことに出会った、そんな気持ちになった瞬間だった。WILL / CAN / MUST なんてその時は知らなかったけれど。。

イメージコンサルタントは、「服装、ヘアメイクのみならず、立ち居振る舞いや身のこなし、話し方や表情、空間管理など非言語コミュニケーションの全てを駆使し、クライアントの職業やライフスタイル・ステージ、目的目標に合わせた効果的な印象を提案し、コンサルティングを行う」そんな仕事。やりたい！やれそう！やらねば！俺が！！そんな風に強く思ったのだ。

双子の娘が1歳になったばかりの頃だったが、それでも妻は二つ返事で賛成してくれ、私はイメージコンサルティング業界の門を叩き、新たな世界に足を踏み入れることとなった。

と、今回はここまで。私にとってのパラレルキャリアについては、引き続き書いて行きますが、おじさんLCC（格安航空会社じゃ無いよ）的には、ブログリレーの次の走者、“じい” にバトンタッチします。

お読み下さった皆さま、有難うございました！！