ヤツの動き、当初は他人事のようにニュースを見ていたが、気付けば日々感染者が拡大し、これはヤバい！これまで体験したことの無い “何か” だ･･と。関連会社からも開催依頼が増え、2020年前半に予定していた服育セミナーも多数あったがそれらは一旦全て見送り、「様子を見て秋頃ですかね～」 なんて話をしていた。その後3年続くとは思いもせず。。あぁ、鹿児島でセミナーしたかった。。

人が集まることが大きなリスクとなり、このままでは活動が完全に止まると思った私は、暖めてきた動画チャンネル『Unlearning Channel 服育Movie』の収録を急ぎスケジュールし、2020年3月の終わりに11本の動画を何とか取り終えることが出来た。赤峰先生始めインコントロの皆さん、オンワードさんには大変お世話になり、そして当時の人材開発部メンバーも惜しみない協力をしてくれたが、一旦この収録を持って赤峰先生方との活動は区切りをつけることとなった。2年以上に渡り、ジャパニーズジェントルマンの代表格と言える赤峰先生とご一緒出来たことは、私にとってとても大きな財産になったと感じている。改めて、本当に有り難うございました！

その後簡単な編集をメンバーにして貰い、『服育Movie』は新たな服育メディアとしてリリースされたが、残念ながら視聴数は全く伸びることなく、人目に触れることもなくなっていった。完全に社内の様々なメディアに埋もれてしまった形だ。Youtubeを使った軽く柔らかい動画情報発信はもう少しウケると思ったのだが、プロモーションが良くなかったのだろう。

コロナ禍になり、様子見となっていたイベントの一つに『TechLive』がある。これは元々「世間で注目されている新技術を富士通グループのエンジニア間で情報共有し、お互いに知識を高め合う活動」なのだが、回数を重ねていくうち、 “技術” のみならず、様々なテーマを取り込もうということになり、服育活動にもオファーがあったのだ。蒲田に収録スタジオがあったので、そこへの出入りが憚られ、スケジュールを組みあぐねていたが、このままでは埒も開かぬと、完全リモートで配信することにし、7月15日、初の社内オンラインセミナー『服育×TechLive』が実現した。

すると･･、何ということでしょう!!
これまでのリアルセミナーでは、凡そ2年間の活動で延べ1,000名の方に参加して貰ったのだが、この45分のコンパクトなオンラインセミナーにほぼ同じ数の従業員が集まってくれたのだ。その数960名ほど。いや驚きましたよホント。。しかも、暖かいフィードバックも多く感動！ご無沙汰してしまっていた嘗ての上司が連絡くれたり。いやぁこれがオンラインネットワークの力、凄さなのだ～と強く感じた経験だった。

これを皮切りに、社内オンラインイベントや研修を幾つか企画・登壇し、今も活動を続けている。加藤さんを始めTechLiveチームとの出会いも私にとってとても大きかった。やはり富士通のエンジニア陣は偉大なのだ。。
□ユーザ会『富士通ファミリ会 OPEN ONLINE SEMINAR』
□あらたな職種（コンサル人材）に向けた『服育 for DXBC』
□大手セレクトショップとのオンライン配信・ショッピング企画
□富士通グローバルに向けた学びのイベント『Learning Festival × TechLive』
□美容ブランド “LIONEL” を展開する企業とのコラボ『肌育2.0』

イベントには常に数百名以上の従業員が参加し、様々なフィードバックをくれる。時にネガティブなものもあるが、その多くは私に気づきや勇気を与えてくれるものだ。

ここ数回、パラレルキャリアを会社に持ち込んでの活動を振り返って来た。ITリテラシーの低い私のような人間に色々チャレンジさせてくれる富士通は懐の深い会社だと本当に感謝しているし、私達の価値観、そして生き方を大きく変えた2020年以降の新たな世界『ニューノーマル』にもある意味背中を押して貰えた3年間だったと思う。