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Klipper Pi4とコントロールボードを繋げる

下準備 資料を入手

GitHubのKlipperの所から、zipファイルでCodeを丸ごとダウンロード。
この中には、今回必要になる設定ファイルのサンプルとか、調整の際必要になるstlファイルが含まれています。ダウンロードしたらPCの適当な所に展開しておいてください。
ここでは使い慣れたテキストエディターがあると便利です。
今回繋げるコントロールボードはBIGTREETECH SKR E3 Turbo を繋げてみます。

マイクロコントローラーのビルドとフラッシュ

マイクロ コントローラー コードをコンパイルするには、Raspberry Pi で次のコマンドを実行することから始めます。

cd ~/klipper/
make menuconfig


プリンター構成ファイルの先頭にあるコメントには、 「make menuconfig」中に設定する必要がある設定が記述されている。
インストールするコントロールボード、3Dプリンタの設定ファイルがconfigの中にあるのは比較的簡単にインストールできる。Web ブラウザーまたはテキスト エディターでファイルを開き、ファイルの上部にあるこれらの手順を探します。適切な「menuconfig」設定が構成されたら、「Q」を押して終了し、「Y」を押して保存します。次に実行します。

make

コンパイルが終わると out/Klipper.bin という名前でファームウェアが出来るのでこれをこのコントロールボードではfirmware.bin とリネームしMicroSDにコピーしておきます。これを使いコントロールボードのファームウェアを更新します。私はコピーするのにWinSCPというソフトを使っています。

下のコマンドを打つと

ls /dev/serial/by-id/*

次のような内容が報告されるはずです。

/dev/serial/by-id/usb-Klipper_lpc1769_0B500113C09869AF2DDD405EC72000F5-if00

これをテキストエディタにコピーしておいてください。(重要!)

MainSailでprint.cfgを書いてゆく

MainSailのMACHINEConfig Files にあるConfigにカーソルを置くとメニューが出るのでconfig_examplesを選び、その中から該当のコントロールボードを探します。


ここではgeneric-bigtreetech-skr-e3-turbo.cfgをコピペしてもOKですしダウンロードも出来ます。(ファイルの所で右クリックするとダウンロードメニューが出る)
Configに戻り、printer.cfg を開きます。
[include mainsail.cfg]の次の行から先ほどのgeneric-bigtreetech-skr-e3-turbo.cfgの中身をすべて貼り付けます。
さてここで[mcu]を探します。先ほどls /dev/serial/by-id/*で表示された
文字列を serial: の後ろに貼り付けます。

これでKlipperとコントロールボードを繋げることが出来ます。
SAVE & RESTART で再起動するだけです。ポチッとな(;^_^A

おおっと黄色いエラーメッセージが…(-_-;)
これ実はちゃんと動作していてホットエンド、ホットベッドのセンサーが接続されていないせいなのです。センサーの項目を一時無効にすればエラーは止まりますがここは動作確認のため、実際に温度センサーを繋げることをお勧めします。
センサーを付け、RESTART,FIRMWARE RESTARTの2か所をクリックすればエラーは出なくなります。

エラーが出ない
温度センサーはちゃんと室温表示!

今回はここまで(;^_^A
この時点でMainSailやKlipperScreenのメニューを色々探したりすることができます。結構いろいろありますよ(*^▽^*)

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