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幕が上がった

⚠このエントリーにはネタバレを含みますのでご注意ください⚠


はじめに

7月12日から7月17日にかけて池袋・サンシャイン劇場にて上演された舞台「幕が上がる」を鑑賞してきました。

この作品は、私が好きなアイドル・高井千帆さん(ちぃちゃん)がアイドル活動を終えて、女優としての活動を始める最初の作品です。そう、この舞台に立つちぃちゃんはアイドルではありません。高井千帆さんは、アイドルという肩書を外してこの作品に挑みました。

アイドルと女優

アイドルさんが活動の一環として女優業をなさることは往々にしてあることだと思います。高井さんもアイドル時代にテレビドラマに出演したり、所属していたグループのMVで演技をしたり、SNSに朗読の音声を投稿したり、グループのラジオ番組でドラマに挑戦することもありました。(このドラマはバラエティ色が強く、役者さんとしてどう、というものでは無かったと思います。あ、めちゃくちゃ面白かったですよ。)

今回の舞台でもダブル主演を努めたおふたりは現役のアイドルさんです。そんな中につい最近――3ヶ月前!――までアイドルだった高井さんが女優として出演するということがどういうことなのか、私には分かりませんでした。女優・高井千帆さんを私はこれまで通りに応援できるだろうか?そんな不安を抱えて、舞台「幕が上がる」の幕が上がりました。(ややこしいなぁ)

舞台を観終えて

感じたことは、「これはアイドル・高井千帆と女優・高井千帆を繋ぐ作品だ」ということでした。

高校の演劇部を舞台にした作品で、高井さんが演じたガルル含む主要キャストは3年生の設定。後輩とのやり取りのシーンも出てきます。この時の高井さんの様子にアイドル時代のちぃちゃんを感じました。

舞台上で後輩を褒めるときの口ぶりや準備の段取りを間違えるシーンでかける言葉に、アイドル時代に年下のメンバーと接した経験が確実に活きていると思いました。アイドル時代の配信や番組で漏れ伝わってきていた舞台裏の様子はきっとああだったのでしょう。女優になった最初の舞台で奇しくもかつての日常を演じたことで、高井さんのアイドル時代を締めくくるように感じました。

千穐楽を終えて、私はこれまで同じように、女優・高井千帆さんを応援できる!と確信しました。舞台を観ている間、そこにいたのは間違いなくガルル。高井千帆さんであることは必要以上に意識することがなく、本当に馴染んでいました。この3ヶ月間、ゆっくりと時間をかけて、女優・高井千帆になる準備をしてくれたのだと感じました。今ならはっきりと言えます。好きな役者さんは、女優の高井千帆さんです。

おわりに

ちぃちゃんはアイドル活動を終える時に、アイドルの肩書が無くなることへの不安を口にしていたことがありました。私もその一人でしたが、そんな不安は本人が一作目で払拭してくれました。

そしてこういう考えに至ることが出来た理由に、高井千帆さんの人となりや好み、夢を知ったうえでちぃちゃんのこれまでを応援してこれたことがあると思います。そういう環境がかつてちぃちゃんが所属したグループ、B.O.L.Tにあって本当によかったと改めて思いました。

ちぃちゃん、女優としてのスタートに「幕が上がる」へ挑むことを選んでくれてありがとう。女優・ちぃちゃんの幕は上がったばかりです!

Extra

好きな曲の一節を載せます。

君は大丈夫
明日はもっと素敵さ
どんな出来事にも
もう迷ったりしない
精一杯の微笑みで 生きよう

精一杯の微笑み - 高橋幸宏

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