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オンライン航空祭を開催してみた

こんにちは!JABです!

最近だいぶ更新できていませんでしたが、やっと書く時間ができました。

初めての取り組みをしてみて、いろんな「大変」や「楽しい」があったなぁと。今回はおそらく日本で初めてになるんじゃないかと思われる「エア航空祭」の舞台裏を記録していきます。

日本?いや世界初!?オンライン航空祭「エア千歳航空祭2020」

新型コロナウィルスの影響で、全国の航空祭が中止になってしまっています。

(ちなみに2020年8月3日現在、今年の航空祭は全国ですべて中止になってます。)

そんな中で私が所属しているHighRateで運営しているYoutubeチャンネル「SAMURAI TENGU PLUS」でなんとかこの航空祭を別の形で開催できないか・・・

というところで開催したのが「エア千歳航空祭2020」というわけです。

当日の様子は↓↓↓

配信環境はまだまだ整っていなかったので、ご容赦ください・・・💦

コンセプト

HighRateとして、せっかく元戦闘機パイロットが集まったんだから、こういう時にこそ何か業界を元気にできることはないかと考えたところ。

あるじゃないですか!!

「オンラインで航空祭」が!!

コンセプトとしては、

これまでのリアル航空祭とは一味違った航空祭

ですね。

それでも、「航空祭」という以上、航空祭感は必要だと思っていたので、航空機を見る機会はもちろん、グッズを購入できる環境も整えました。


ここがオンラインならでは!というところは、

・全国どこからでも参加できる
・家庭から見れるので飲酒もできる(現在様々な基地では飲酒できないようになっています。昔は航空祭会場でビールが売っていることは当たり前だったんですが、いろんなトラブルがあり、現在はなくなっています。)
・チャットでインタラクティブ(双方向)な交流ができる
・元とはいえ、パイロットと会話ができる

こんな感じです。

とにかく、航空祭が中止になってガッカリしている自衛隊ファン、航空ファンのみなさんが少しでも楽しんでもらえたら、というところがスタートでした。

事前準備

そもそも初めてのイベントです。楽なわけはないんですが、想像以上に大変だったなぁ・・・という印象です。

もちろんコロナで全国の航空祭が中止になっているんだから、私たち運営側も自由に移動してミーティングしたりできるわけではないんですね。

常にオンラインでのミーティングを重ねていました。

アイディアや疑問、問題点、新たな進展があった時はすかさず画面上で顔を合わせてミーティングしたり、社内チャットで情報共有したり。

そもそも創業時(創業前)からずっと北海道、東京、沖縄のメンバーがミーティングしてたんだから、この距離的問題はコロナいかんによらず、すでにNew Normalとして社会実装された感はありますが・・・。


環境はどうであれ、アンオフィシャルなイベントを民間の一企業がやるわけですから、大変なポイントはたくさんあるわけです。


まずは、実際に飛行機が飛ばない(飛ばせない)状況で、果たして「航空祭」として成立させることはできるのか!?と。
これに関しては、どう頑張っても「飛行機飛ばしてください!」とはいえないので、動画と静止画でなんとか飛行機を視聴者に見せていきたいということになりました。

んじゃ、その素材は?と。。。

これ、自衛隊はやはりこういった活動(しかも初めての試みで前例と実績がない)には協力できないですよね。1本の映像でも提供があれば、これまた航空祭っぽさが出るんですが、そういうわけにはいかないと。

そこで、サムテンプラスとしてこれまでやっていた「フォトコンテスト」でご応募いただいた写真を使わせてもらうことで解決。
あとは私の動画編集にかかっているわけで、プレッシャーはんぱね〜って思ってました。


次にやはり考えるべきは、トークの内容です。

せっかく元戦闘機パイロット3人でやっているんだから、それ相応のコンテンツで話さないといけないし、何よりインタラクティブなオンラインイベントにしたいので(これがリアル航空祭と違うところ)、チャットやコメントからもしっかり拾えるようにしたいねと思ってました。

TwitterやYoutubeのコメントを拾って行ったり、事前にWebサイト内に質問箱を作ったりして、視聴者の疑問に答えていく形を取りました。

一番気を使ったのは「どこまで話すか」ということですね。

そりゃそうです。私たちは過去のこととはいえ、現場のこと、秘に関することなどまだまだ知識として持っています。ただ、これは自衛隊の教育の賜物だと思うんですが、メンバー全員が「話せる範囲」を理解しています。

情報漏洩防止に関しては、徹底した教育を受けていたわけですからw

事前の打ち合わせやリハーサルの時に、ある程度の意識統一だけして、「話す内容には気をつけなきゃね」ということだけで十分でした。実際ポロリもなかったと思います。


航空祭ならではのグッズ販売も思いの外大変でした。

私たちの会社は物販の会社ではないので、正直何をどう売ればいいかも手探りの状態でした。でもこれって、計画だけならビジネスをしてきた私たちにとっては、正確ではないけど及第点くらいはいけるんじゃないかと思いながら準備してました。

しかし実際は当日ご視聴いただいた皆さんはわかっているかと思いますが、てんやわんやでしたw

購入希望者には迷惑をかけたなぁと反省してます!

オンライン航空祭なので、もちろんショップもオンライン。

管理を複雑にしないため、今回はカード決済のみで行うことにしました。(当時銀行口座がなかったということもありますがw)
基本的に動画編集や当日のスライド、Webサイトを整えるのは全て私がやりましたので、当然このオンライン決済システムも自分で実装しました。

今ならECサイトも自由に作れますw
(ECサイトが欲しい方は是非JABにお声がけください!)

決済に係る動作自体は思いの外問題なくできました。

初めてということで時間はかかりましたが、皆さんちゃんと決済して商品を購入してくださっていたので、及第点かなと。


それよりも問題はグッズ自体のデザインや発注、他の店舗との連携でした。

これは基本的にスプレッドシートで管理・共有することで、リアルタイムで各ショップとの連携はでき、他のショップの方々もしっかりそれらを理解してくれました。

グッズのデザインは私自身がデザイン好きなので、イラストレーターを使ってワッペンをデザインしたり、Tシャツをデザインしました。

そして、Tシャツに関しては印刷会社に発注も全て行いましたが、どれだけ売れるかの算段がたてれないので、そこは臨機応変に行こうという感じ。


他企業との連携や協力協賛のお願いも

これは基本的に元職の先輩であり、会社のオーガナイザーのHACHIが一手に引き受けてくれたので、完全にお任せしてましたw

でもこれ、実際に私がやろうと思ってもできないことばかりで、HACHIだからこそ実際に協力してくださる会社や個人が繋がったなぁという印象です!

実際にブルーインパルスの方達がサインをHACHIにくださったりして、「これは是非視聴者にプレゼントだ〜!」ってことにもつながりました。

他にも自衛隊関連の動画を制作している会社から映像を提供していただいたりというのも、この企画では本当に助かりました。

航空業界で知らない人はいないであろう雑誌「航空ファン」とのオンライントークコーナーや航空ファンから視聴者プレゼントなどの段取りも、何度も足を運んでもらって実現できました。


広告戦略はHOTARU!

イベントをやるっていっても、見てくれる人がいなかったら寂しい・・・ので、ここは完全にCEOのHOTARUさんの出番でしたw

SNSを使ったり、どんなタイミングでどんな情報をどんな人向けに発信して、それをどうリーチさせるか。

これはリアルな商売をする上でも必須です。このパートはサムテン立ち上げ当初からHOTARUの采配によって成り立ってきているので、完全にお任せ。



結果的に、私たち3人はそれぞれがそれぞれのできることを、妥協なくやっていくことで、なんとか準備ができてきたって感じですね。


前日、当日、トラブル、次回へ

前日からメンバーが全員集合完了して、配信用のレイアウトにセッティング、実際に試してみたりしました。

この段階で、PCの設定やカメラ、照明を確認して、当日の流れを概ね確認しました。どれだけ準備しても、不安ごとは尽きなかったですねw
ただ、もちろんそれと同じくらいワクワクもしていました。

ここではまだオンラインショップも在庫0の状態にしていたので、販売などもなく、ある程度落ち着いて準備していたような記憶ですw


当日は、、、

もちろんとても楽しかったです!(終わってみれば、大抵なんでもいい思い出w)
でも1番の問題はここできた「グッズ販売」でした。
当日イベントスタート直前に、在庫数を設定して販売開始しようかと思ったら・・・

アクセスが集まっていて、、、サーバーにアクセスできない、、、w
ダッシュボードに入れない、、、入れてもページ更新できない、、、w

配信をご覧になっていた方はわかると思いますが、配信はHACHIとHOTARUに任せて、私はPCとにらめっこ&対処でした。

また、自分たちのグッズの在庫数も間違っていたため、てんやわんやでしたw

あとはネット環境とPCスペックの問題もありましたね。

夏のこの時期、北海道といえども3人が1つの部屋で活動すると暑い!!

PCに冷却ファンをつけて冷やしつつ、扇風機も回して暑さしのぎをしました。


配信状況はやはり動画がカクカクしてしまったりして、満足いくものではありませんでしたね・・・

ご覧になった皆さんはとてもあたたかく見守ってくれたので、よかったんですが、私たちとしてはコンテンツ内容も配信環境もさらに向上させていきたいと実感しました。


いろいろなトラブルはあったものの、、、

これは次回に活かすための非常に良い経験になりました!!

初めてのことをやって、出てきた問題点を次回で直す。
これはビジネスしていく上で絶対に必要な作業。

9月21日にはエア小松航空祭2020を開催することが決定しました。今回よりも次回!!一つでも成長したコンテンツをお届けできるように頑張りまっす!!


余談

2020年8月9日、ニコニコ超会議で航空自衛隊広報の方が出演されて、「ネット航空祭」として、配信してましたね。

元ブルーインパルスの方が、ブルーの映像をみてコメントしたり解説したり、裏話をしたりと・・・。

ネット航空祭・・・

私たちはその前から同じような内容(オンラインによるコンテンツ配信)でエア航空祭・・・

かぶせてきましたね!w
航空自衛隊もやりますな!意図的か、、、何も考えずか、、、


実は私たちのビジョンは「オンラインによる航空祭」はかなり初期のもので、そのもっと先をみて進んでいます。
設立したてのHighRateは、思考が柔軟で動きも軽い!!

今後も自衛隊関係の領域での動きは進めていきます。


でもそれだけじゃない。私はLINKSとしてもWEB制作、動画制作、起業支援などで今まで通りすすめるし、HighRateとしても自衛隊関連以外の事業も設計して行っています。


全部ひっくるめて楽しみです。

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