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2022年ドローンの免許制スタートの前に北海道でドローンスクールに行った(Whoopsドローンスクール【後編】)

JABです!

行ってきましたWhoopsドローンスクール。

私が受けたのは2月の第3期でしたが、今回受講した様子や、受講することで見えてきたドローンの将来性について乱文ですが残しておこうと思います。

ドローンの免許制について

結構前から言われていたんですが、この「免許制」については国が進めている法律改正などは2022年に施行になるのはほぼ確実ですね。

国土交通省のHPなどでも詳しく資料が公開されています。スクールの授業の中でももちろんこれらの情報にも触れられていました。

2015年12月10日に航空法の改正が施行され、無人航空機に関する明確な規則が定められました。
これはDJI製のドローンが高性能かつかなりの安さで販売されているため、一般人の手の届くところにドローンが入ってきたために、事故などが頻繁に発生するようになってきたんですよね。(首相官邸にドローンが墜落したり、イベント会場でドローンが墜落したり)

そんな状況になってきたので、国としても安全かつ有効にドローンが活用できるようになることを目指して、法律から変えていこうということになったんですが、ここで「ドローン運用者の免許制」というところも出てきたわけです。

安全を考慮して免許制

免許制にするということは大前提に「安全」を保つことが目的としてあります。

車の免許だってそうですよね。社会的に当たり前の存在になった自動車が誰でも乗れる状態だったら不安全要素が多いから自動車免許というものがあるんです。

それと同様に、簡単に運用できるようになってきたドローンも同じように免許制をとろうと。うん。

そもそも安全って、「社会的に許容できるリスクレベル以下にリスクを保った状態」って習いました。ごもっとも!
リスクはゼロにはできないけど、そのリスクレベルが許容されるところまで落とせれば、ドローンだってある程度安全を確保した状態で社会実装していけるということです。

話を免許制に戻すと、操縦士の免許というのは、そのパイロットが安全に飛行できるだけの知識と技能を持っていますよ〜という基準であり、お墨付きみたいなもんです。

ドローンを安全に社会実装させるためには、

・機体の安全
・操縦の安全
・運用体制の安全

が必要になってくるんです。

その中における、「操縦の安全」を担保するものとして操縦者の免許制を取るわけですね。
(運用体制の安全のために運航管理者というものにも操縦者よりも上位の資格として定めているようです。)


普及と規制は一心同体って感じがします。

免許制という一種の規制による業界の変化

免許制になるともちろん「誰でも気軽に」ドローンを飛ばせるわけじゃなくなります。

法律が施行されるまでは、今まで通り趣味で飛ばしていた人も、それで仕事をしていた人もドローンを飛ばせるんですが、施行されたら・・・。

その人たちが飛ばせる領域っていうのは一気に狭まるんです。もちろん施行と同時に資格を取得する人は増えるかと思いますが、それでも20数万円をかけて資格を取得できる人は限られてきます。

となると、ドローンでの仕事には一時的にブルーオーシャンな時代がくるのでは???

私はそう思っています。実際に現状ドローン事業を行っている企業や個人はすぐに資格を取得すると思いますが、それでも一定の操縦者は資格を取らずにその競争率は低下すると思います。

私はでっかくドローンビジネスに参入するわけではありませんが、合法的に飛ばしたいということもあり施行後は必ず資格は取得しようと思っています。


ここまで、「資格がなきゃ飛ばせない」みたいな感じで書いてしまいましたが、もちろん資格なしでも飛ばすことができる領域はあるので(これは航空法的にも定められています)、完全に趣味の領域で飛ばすのは規則違反にならない範囲で飛ばすことはできるということは、書いておきます。

簡単にドローンの免許制に関する考えはここまで。

Whoopsドローンスクールを受講・修了した話

このマガジンでは私がドローンスクールに通ったことについてある程度、書いてきましたが、それの集大成を迎えましたw

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学科試験、実技試験をパスして、晴れてJUIDAの民間資格を取得する権利を得ました!(修了しただけではまだ「取得」ではなく、申請して受理されて初めて資格取得になるので、ここでは「権利を取得」と行っておきます。)

スクールの後半は実際にドローンを飛ばしたり、補助者や運航管理者のロールを与えられてそれを練習したりと行った内容がメインでした。

北海道の冬ということもあり、今回のスクールにおける実技練習は全て室内の体育館のようなところで行われましたので、寒くて死にそうということはなかったのでよかったw

受講生は定員の8名で(コロナの関係もあり受講者数に制限をかけてて)、みなさん実際に橋梁点検ですでにドローンを使っていたり、これから事業を考えていたりという人たちで、ビジネスをしている私にとっても普段の受講者同士の会話からも楽しい感じでした。

実技では飛行前の様々な点検要領から、実際に3軸のコントロールまで結構な時間をかけて練習することができました。

指示通りにドローンを操れるようになったし、安全に運航できる基礎は学べたんじゃないかなぁと思います。

最終日(4日目)は学科試験と実技試験だったので、実質座学と実技練習は3日間でした。毎日9時から18時くらいまでのスクールだったので、4日間そのスケジュールを確保するのに苦労しましたwww(これから家族サービスたくさんします。)

授業の内容は細かくは書きませんが、少なくともWhoopsドローンスクールでは「必要なことを、重点的に、効率よく、わかりやすく」進めてくれるという印象でとても有意義な時間になったなぁと思います。


試験が終わった後は実際にどのようにJUIDAに申請するのかということや、今後急速に変化していくであろうドローン業界の最新情報を共有してくれるというWhoopsコミュニティの活用方法までレクチャーを受け、晴れて卒業!!

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これからは実際にJUIDAに申請をして、実際に仕事に生かしていくわけですが、その時にわからないことなどはスクール講師にいつでも相談質問ができるっていうのも心強いアフターサポートだと思いましたね。

余談

私がよく聞かれる内容に

戦闘機の操縦とドローンの操縦、どちらが難しいですか?

というものがあります。

結論から言うと、私は「操縦だけ」で言えばドローンの方が現状は難しいです。

そりゃそうですよ、飛行機の操縦はトータルして8年間。休日を除いては、コックピットにほぼ毎日のように座る生活をしていたんですから。そのうちの5年間くらいはF2戦闘機に乗っていたわけですから。

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飛ばすことだけ考えるのであればまだまだ戦闘機の操縦の方が慣れているので簡単に感じると思います。(もちろん今は5年のブランクがあるのですぐに戦闘機を飛ばせるわけもありませんが)

機体を外部から見て操縦するって、なかなか難しいなぁと思います。FPVであればおそらくすぐに慣れると思いますが!

ドローンを本格的に始めたら、HighRateのYoutubeチャンネルでもUPしていこうかと思っています。


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